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ギフ「パイナップルスライサー 13500」
~むいた皮がオシャレな器になるスライサー
Reported by 安部 陽子
先日、いつものようにスーパーをウロウロしていると、急にパイナップルが視界に飛び込んできた。缶詰のパイナップルは、しょっちゅう口にするのだが、生のパイナップルには、あまり親しみがない。南国の果物独特のとげとげしい外見に惹かれ、つい買ってきてしまったのだが、これがなかなかやっかいだ。缶詰と違い、トゲと固い皮を取り除かなければならないからだ。
そこで、パイナップルを簡単にスライスできるグッズを購入することにした。ギフのパイナップルスライサー「13500」だ。Amazon.co.jpで4,200円だった。
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パイナップルがきれいにくり抜けて楽しい
ギフ「パイナップルスライサー 13500」
Amazonでの説明文を読んだところ、この製品は、皮を剥くというよりも、中の果実をくり抜くといった感じのものである。
箱から出してみると、ハンドル付きのパイプのようなものが入っている。これを使ってパイナップルをくり抜き、くりぬいた後のパイナップルが、器のような形になるという。これだけでは、どうやって中身をくり抜くのか、私には想像できなかった。
スライサーの長さは約23cm、重さは約194g。ステンレス製の本体の中は空洞だ。先の部分に刃が付いたらせん状の板があり、逆側の先端にハンドルがある。本体とハンドルは、ロゴの上部にあるボタンを押して取り外すことができる。ちょうどワインのコルク抜きのように刃をパイナップルの実に食い込ませ、それを回すことででスライスする感じだ。
このスライサーでは重さ1.25~2.5kg、完熟していないパイナップルに使用できるとある。スライサーの直径と同じぐらいの大きさでないと、くり抜くことができないという。
先端の刃の部分を、ワインのコルク抜きのようにパイナップルの実に食い込ませる
刃が付いたらせん状の板が回ることで、パイナップルがスライスされる仕組みだ
さっそく使ってみよう。まずパイナップルの葉がある方を切り落とす。切り口の真ん中にあるパイナップルの芯の上に、まっすぐスライサーを置く。そして、時計回りにハンドルを回しながらスライサーを押し込んでいく。
ハンドルがこれ以上動かせないというところまで押し込んだら、次は引き抜く作業だ。ハンドルをもちかえてゆっくり引っ張出すと、スライサーのらせん状の板の上に、パイナップルの中の果実がきれいに乗って出てくる。果実は一本の細長いらせん状だ。
まずはパイナップルの葉を切り落とす。きっちりと水平に切るのがポイント
パイナップルの芯の上に、まっすぐスライサーを挿し込む
時計回りにハンドルを回しながら、スライサーを押し込む
次は引き抜く作業。ハンドルの握りを変えて、ゆっくり引っ張り出すと……
スライサーのらせん状の上に、パイナップルの中の果実がきれいにくり抜かれて出てくる
くり抜いたあとのパイナップルには、芯が残っている
スライサーから果実を取り外す時は、ロゴ上のボタンを押してハンドルを外し、スライサーを傾けてハンドルの方へ果実を移動させる。すると、本体からパイナップルがすり抜けて本体から外れる。
コツは、パイナップルを葉の部分を落とすとき、きっちりと水平に切ることだ。刃を当てる部分がななめになってしまうと、まっすぐくり抜くのが難しい。
同じ意味合いで、切り口にスライサーを置く時、パイナップルの芯が最後まで本体の空洞部分に収まるように、きちんと垂直にスライサーが置けているかを確認した方がよい。斜めに置くと、斜めに堀り進んでしまい、途中でスライサーが刃がパイナップルの横からはみ出てしまうからだ。
一方、くり抜く時のコツは、ハンドルを上に引っ張ったあと、これまでと同じ時計回りにハンドルを回しながら引っ張りあげていくと、力をいれずに簡単に果実を取り出せる。もし、一本につながったらせん状のパイナップルにこだわらないならば、果実にナイフを入れれば、もっと簡単に外すことができる。
くりぬいたパイナップルは、螺旋状に連なっている
時計回りにハンドルを回しながら引っ張りあげると、力をいれずに簡単に果実を取り出せる
果実にナイフを入れれば、簡単に取り外せる
ところで、パイナップルの大きさの件だが、たまたま買ってきたものは、このスライサーにぴったりだった。その後、いろいろな大きさや、熟し具合のパイナップルを試してみたが、やりづらいと感じたことは一度もない。適合するサイズに関してはあくまで目安で、厳密に考える必要はなさそうだ。
ちなみに完熟したパイナップルだと、実が柔らかく、気づかないうちにパイナップルの底までくり抜いてしまう。器の形にしたい場合は注意が必要だ。
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パイナップルの器は、楽しみ方が盛りだくさん
完熟パイナップルだと底までくり抜けてしまう
パイナップルスライサーでくり抜く作業は、クセになってしまうような面白さがあるが、くり抜いた後の器もいろんなことに使えそうだ。
くり抜いたらせん状のパイナップルを、器型になったパイナップルの皮に戻し、その上に、切り取った葉をのせると、外見は、元のままのパイナップルのようになる。たったこれだけで、缶詰のパイナップルでは絶対に味わえない、ゴージャスなデザートに早変わりだ。
また、パイナップルの器の真ん中に残っている芯を切り取り、この中にフルーツポンチやちょっとした料理を盛り付けてもいいだろう。
今回は、ちょっと工夫して、リキュール入りパイナップルシャーベットを作り、器型の皮に戻してみよう。
材料はピニャ・コラーダを真似て、ココナッツミルクと、ラム酒のホワイト、グラニュー糖である。パイナップルの実を少し残してあとはジューサーにかけ、水、グラニュー糖、ココナッツミルクを入れて火にかけて冷ます。ラム酒を加えてアイスクリーマーに入れ、待つこと数時間。パイナップルシャーベットができあがる。
くり抜いたパイナップルの器に、シャーベットとパイナップルの果実を入れて混ぜる。ココナッツミルクがパイナップルに合って、とても美味しかった。
リキュール入りパイナップルシャーベットを作ってみよう
パイナップルの器に、シャーベットとパイナップルの果実を入れて混ぜてできあがり
この製品の魅力は、使い方が簡単で、安全性が高いことにある。どこに刃がついているのかさえ、きちんと確認して使えば、パイナップルのトゲで手を痛めることもない。またスライサーを使うと、包丁では一苦労だった皮むきもとても簡単にできる。また、剥いた皮も器型になるので、汚い感じがしなくてよい。
やはり、生のパイナップルは缶詰と違う味わいがある。今まで、見たことはあっても買おうと思ったことはなかったが、ぐっと身近になった印象だ。くだものを食べる時に手やテーブルが汚れてしまうのが嫌だという人、それにレストランのように、果物をきれいな形に切って、アレンジを楽しんでみたいという人にお勧めする。
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URL
Gefu Küchenboss(独文)
http://www.gefu-kuechenboss.de/
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2007/06/26 00:00
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