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セイエイ「おまかせ給水キャップ」

~使用済ペットボトルを使って自動で水やり
Reported by 本誌:伊藤 大地

おまかせ給水キャップ
 植物を育てるのが苦手だ。だいたい、自分の身の回りのことすら「アレ、忘れてた」と泡を食っている毎日なのに、どうして植物の水やりを覚えていられるだろう。

 しかし、こんなズボラな私でも、緑を見ると心が落ち着くのである。そんな私にぴったりの製品を見つけた。ペットボトルに取り付けるだけで、自動で水やりができるアイデアグッズ「おまかせ給水キャップ」だ。5本セットで、Amazon.co.jpで504円だった。

 簡単に言うとこれは、ペットボトルに取り付ける円錐型のキャップだ。水を入れたペットボトルに取り付け、鋭角になった部分を鉢に差し込むと、ペットボトル内の水が鉢の土に染みこんでいくというわけだ。大きさは3.8×13.5cm(直径×長さ)。材質はポリプロピレンで、パッケージには青色のキャップが2個、緑色が3個、合計5個入っている。

 土が水分を十分に含むと、自動的にペットボトルから水の供給が止まるというのがこの製品の最大の魅力だ。高価なガーデニング用の水やり機では、マイコンによるタイマー制御などを用いているが、この製品はそうしたテクノロジーは用いていない。

 ペットボトルの水による水圧と毛細管現象によって、土に水が染みこんでいき、土が十分に水を吸うと圧力が均衡して水の供給が止まるという仕組みだ。水の出具合は、ペットボトル内の水量、土の水分量と吸水性、キャップに開けた穴の大きさの3点で決定される。


円錐状のボトルキャップ ペットボトルの口にぴったりと合うサイズになっている 先端にかけて、溝が入っている。ここにピンなどで穴を開けて使用する

ペットボトルに取り付けたところ 穴を開けていなければ、水はほとんどこぼれてこない

エレベーターホールにある観葉植物。ちょっとしおれ気味
 さっそく、これを使ってオフィスのエレベーターホールにある高さ約2mの観葉植物に水をやってみよう。誰にも見向きもされないせいか、葉っぱがしおれ気味。大きさもかなりあり、たっぷりと水を吸いそうだ。

 購入した状態では、キャップには穴が開いていないため、そのまま使用しても水が出ない。使用前に、画鋲などで穴を開ける必要がある。容器にはキャップの部分から先端に沿って、4本の溝が入っている。まず、説明書の指示通り、先端から約2cmのポイントに1カ所穴を開けた。500mlのペットボトルにたっぷりと水を入れて、キャップを取り付け、鉢に差し込む。ところが、なかなか水が減らない。土も乾いているので、水が足りているとは考えにくい。

 そこで、先端から1cmの位置にもう1個、2cmの位置に2個、追加で穴を開け、再度鉢に戻してみた。すると、まるで人間が水を飲んでいるかのように、どんどん減っていく。5分も経たないうちに水が無くなってしまった。続けて、2回目。10分くらいで水が無くなる。3回目はもう少しかかって20分かかって空になった。植物が大きいせいか、500mlのペットボトルでは容量が足りない感じだ。

 ペットボトルに水を入れ直すこと5回目。ようやく水の減りがゆっくりになった。分単位では無くなりそうもなかったので、翌日まで放っておくことにした。


 20時間ほど経過したペットボトルを見てみると、水が残っていた。前日、水の残量を記録するため、ペットボトルにマーカーで印を付けておいたのだが、大きな差はない。十分、水が染みこんでいるということだろう。

 ちなみに、パッケージには65cmのプランターを使った場合、500mlボトルで4日に1回、1Lで週1回、2Lで2週に1回交換すればよいという。今回は大きな植物で、しかも乾ききっていたので5回も交換が必要だったが、通常は一度、水を入れてやれば、しばらくは放っておけるようだ。


先端部分を鉢に差し込む 翌朝、すっかり水はなくなっていた 水を足して、10時間放置。水の減りが遅くなっている

 やはり、使いかたが簡単なこと、安価であることがこの製品の魅力だ。また、水の出る量は穴の開ける数である程度コントロールできるので、小さな鉢から大きなものまで幅広く対応できる。一方、じょうろを使って水をやるときのように、植物の状態、土の状態を見ながら厳密に水量管理をするのは難しいので、デリケートな植物を育てる際には注意が必要だ。

 たったこれだけのグッズで水やりが劇的に楽になるのは意外だった。使用済ペットボトルを使うという発想も面白い。実用的なアイデアグッズとして推薦したい。





URL
  株式会社セイエイ
  http://www.seiei.com/



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2007/06/25 00:02

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