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家電製品ミニレビュー
ドウシシャ「3連タワー型メタル扇風機 GBM-238」
~3つのファンを連ねた強力サーキュレーター
Reported by 平澤 寿康
pieria(ドウシシャ) 3連タワー型メタル扇風機「GBM-238」。3個のファンが縦に並んで取り付けられている
部屋の空気を撹拌する役割を持つサーキュレーターは、冷暖房の効率を高めてくれる便利な機器だ。特に、熱源のある台所と隣接するリビングダイニングなどで利用すると高い効果が得られる。
今回取り上げるpieria(株式会社ドウシシャ)の「GBM-238」は、3個のファンが取り付けられた強力なサーキュレーターで、特に10畳以上の広さがあるリビングダイニングなどに最適の製品だ。購入価格はAmazon.co.jpで14,800円だった。
基本的にサーキュレーターは、部屋の空気を撹拌するという性格上、床すれすれにファンが配置された構造になっているものが多い。そのため、一般的な扇風機のように直接風を体に当てるような使い方は難しい。しかしGBM-238は、3個のファンが縦に並んで配置されており、サーキュレーターとして活用するのはもちろん、一般的な扇風機の代わりとしても利用できる。そのためか、製品名では“扇風機”とされている。
本体サイズは、ファンが3個取り付けられていることもあり、高さが111cmとかなり大きく、重量も約7.1kgある。手軽に持ち運んでいろいろな場所で使うのではなく、特定の場所に据え置いて利用するという性格の製品だ。
3個あるファンは直径約21cmほどとコンパクト。金属製で幅の狭い羽が4枚取り付けられており、プラスチック製のファンとは異なるシャープなイメージを受ける。羽はシルバーだが、ファンを覆うガードやファン3個を支えるパイプ部分、ファンの電源をコントロールするスイッチ部は色がブロンズで統一されており、見た目の質感はなかなか高級そうだ。
だが、パイプのジョイント部分などにバリが残っていたりして、細かな部分の仕上げはイマイチ。また、パイプの強度はあまりなく、本体をちょっと触っただけでもぐらぐらするだけでなく足の部分が浮いてしまい、安定性に不安を感じる。子供がちょっと触っただけでも簡単に倒れる心配があるため、置き場所には注意した方がいいだろう。なお、実際に試してみたところ、3個のファンを回転させた状態では、ぐらつくことはあまりないようだ。
本体側面
ファンの角度は最上段が上向きに約90度、ほかの2個は約45度まで角度を変えられる
下向きには最上段が約30度ほど、ほかの2個は約45度まで角度を変えられる
左右は正面、約40度、約80度に角度を変えられる
右にも同じように角度を変えられる
3個のファンを異なる角度にすることで、効率よく部屋の空気を撹拌できる
ファンは、上下左右に向きを変えることが可能。左右の首振りは、正面に加えて左右それぞれ約40度、約80度ほどの全5段階に角度に変えられる。また上下の首振りは、最上段のファンが上約90度、下約30度ほど、中段と下段のファンは上下とも約45度ほどまで角度を変えられる。ちなみに、上下の首振りは無段階に調節可能だ。一般的な扇風機のような自動首振り機能は盛り込まれていない。
スイッチは、全体の電源ボタンと、ファン個別の電源および風量変更ボタンが用意されている。風量は「弱」と「強」の2段階に変更可能。3個あるファンのうち特定の1個または2個のみを回転させることも可能だが、電源投入時には必ず全部のファンの電源が入るため、1個または2個のファンだけ動作させたい場合には、電源を入れて全部のファンが動き始めたあと、不要なファンの電源を切る必要がある。
また、サーキュレーターとしては珍しくワイヤレスリモコンも付属している。用意されているボタンは本体のコントローラに用意されているものとほぼ同じだが、下段のファンの電源ボタンはない。
風量は、一般的なサーキュレーター同様、弱でもかなり強く、一般的な扇風機の“中”ぐらいの風量がある。弱い風を直接体に当てる一般的な扇風機と同じような感覚で利用するのは難しい。製品名に“扇風機”と付けるなら、もう一段弱い風量も盛り込むべきだと思う。
ファンは直径約21cm、羽は金属製で4枚取り付けられている。ファンの仕様は3個とも同じだ
【動画】電源投入から風量弱→強へと切り替えるようす(WMV形式, 423KB)
スイッチ部。全体の電源ボタンに加え、ファンごとの電源と風量調節用ボタンが用意されている
ワイヤレスリモコンも付属しており、離れた場所からコントロール可能。ただし下段ファンの電源ボタンは用意されていない
リモコンは本体のスイッチ部に収納できる
一方、部屋の空気を撹拌するというサーキュレーター本来の性能は、これだけ強い風を3個のファンで起こせるため、十分だ。3個のファンをそれぞれ異なる方向に向けることで、広いリビングダイニングで利用する場合でもしっかりと空気を撹拌してくれる。実際に約12畳ほどの筆者宅で部屋の角に設置して使ってみたが、風量弱で直接体に風が当たらない角度で利用しても空気の流れが十分に感じられるほど。本来はもっと広い部屋で活用すべき製品なのだろう。
また、風量が強いこともあり、動作音は結構大きめだ。風量弱で動作させている状態でもテレビの音に負けず耳に届く。そのため、リビングルームに設置する場合には、くつろぐ場所からなるべく離れたところに設置した方がいいだろう。また、音や風量を考えると、8畳より狭い部屋での利用はあまりおすすめできない。10畳以上の比較的大きな部屋やキッチンとつながっているリビングダイニングなどで、部屋の空気を撹拌するために利用するのが基本となるだろう。ワイヤレスリモコンが付属していることも加えて、広い部屋で利用するサーキュレーターとしておすすめしたい。
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URL
株式会社ドウシシャ
http://www.doshisha.co.jp/
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2007/05/30 00:26
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