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家電製品ミニレビュー ナショナル「ソニックシェイプ EH2433」
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~1回で顔が持ち上がる超音波美顔器
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Reported by
阿部 夏子
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● 「若さ」と「肌の状態」は比例する
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ソニックシェイプ EH2433
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大学時代の自分と今の自分との一番の違いは肌だ。
写真を見比べてみると違いは歴然で、大学生の頃の私の肌は口角がピリっと上がっていて、シミ、シワ1つない。24歳になった今の自分にはない「ハリ」と「ツヤ」がある。男性はどう見るかわからないが、多くの女性の場合「若さ」のバロメーターは「肌」にあるように思う。20年以上変わらなかった顔が4年で突然変わるわけがない、変わるのは「肌」である。
肌の「ハリ」と「ツヤ」を取り戻すべく、ナショナルの超音波美顔器「ソニックシェイプ EH2433」を購入した。価格はオープンプライスで、ヨドバシカメラでの購入価格は14,800円だ。
このソニックシェイプは、モデルチェンジされたばかりだ。超音波を使った美顔器は以前のエステジェンヌシリーズにも存在したが、新機種のEH2433では、3Dヘッドと警告アラーム機能が新たに追加されている。
外観は、スティックタイプとでもいえるだろうか、片手にすっぽりと収まるサイズだ。デザインも、白地にグリーンが映える、シンプルでクリーンに仕上がっている。ただし、外箱は黒を基調とした高級感漂うデザインで、製品とはテイストが異なっている。
本体の電源はACアダプタのみで、常にコンセントが必要だ。
電源スイッチは、本体背面の指が届きやすい位置にある。操作するのは電源スイッチのみで、操作に迷うことはない。スイッチは、「OFF」「LOW」「HIGH」の3段階になっており、モードについてはモード表示ランプと音でも表示される。LOWを使うのは使い始めや敏感肌の人だけで、通常はHIGHで使うことが勧められている。
なお、誤動作防止のため、電源スイッチをいれても、数秒たたないと作動を始めないように配慮されている。すぐに動かなくても、壊れているわけではないので、注意したい。
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外箱は、黒を基調とした高級感漂うデザイン
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パッケージ内容は、本体とACアダプター、専用のジェルの3点
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充電式ではないので、使用時は常にACアダプターを接続する必要がある
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● ゆっくりと肌をなでるのがコツ
説明はこれぐらいにして、さっそく使ってみよう
箱から出して、ACアダプタをコンセントに差し込む。
次に、本体に付属の専用ジェルを肌と本体に付ける。まず、洗顔後、何も付けない状態で、肌に直接ジェルを置いていく。このジェルは、超音波をより肌に伝えやすくするための媒介的な存在なので、肌にすり込む必要はない。逆に、ジェルを伸ばさずに、置いていくということがポイントだ。同じように、本体のヘッドにもジェルをさくらんぼ大に置く。
これで、すべての準備が完了だ。ソニックシェイプの出力を「HIGH」に設定して、顎にヘッドを持っていく。プロープ面を肌に密着させ押し当てるように滑らせる。説明書にあるとおり、下から上への黄金ラインを忠実に守りながら実際に作業を進めていく。
超音波というので、少し、ピリピリする感じを予想していたが、特に何も感じない。ジェルを滑らせるマッサージと変わらない感覚だ。
そのあとも、一人エステシャン気分で顎からこめかみ、今度は口角の部分を持ち上げるように、肌を持ち上げるようにと意識しながら作業を進めていく。しばらくすると「ピピピッ」という電子音がたびたび鳴るようになった。どうやらこれが「密着センサー」なるものらしい。ヘッドの部分が肌にしっかり密着していないと鳴るものだ。ただ、説明書に「頬骨や、小鼻の部分はプロープ面が浮きやすくなります」とあるので、そこまで気にしなくとも良いような気もする。施術のコツとしてはとにかく3Dに動く先端部分が少し傾くぐらいまで肌に押し当てることだ。最初は超音波という聞きなれないものに少し緊張して、慎重に作業を進めていたが、慣れてくるとコツが分かってきて、スムーズに作業を進められるようになった。
説明書には3つの「おすすめお手入れパターン」が記載されていた。
・「ベーシックコース」じっくりお手入れが出来るときに。フェイスライン全体をお手入れするコース(約10分)
・「ポイント集中トリートメントコース」「ほほ」や「口元」、「アゴ」のラインが気になるときに。気になるポイントを重点的にお手入れするコース(約10分)
・「クイックコース」お手入れの時間がないときに。主なラインだけ施術するコース(約5分)
今回は「ベーシックコース」を試してみた。ただし、実験のため、左頬だけに施術したため、5分弱で作業は終了。本体に残ったジェルをティッシュなどの乾いた布でふき取る。これで本体のメンテナンスは終了。次に顔に残っているジェルを水で洗い流す。これが、ベトベトしており、なかなか洗い流すことができない。水で洗ったあとも、ヌルヌルが気になったので、私は再び洗顔料を使って洗顔しなおすことにした。
以上のように作業自体はさほど難しいこともなく、スムーズに進められた。しかし、この製品は超音波を使った美顔器ということで、安全のためにいくつか制約がある。
・まず、専用ジェルの皮膚試験(パッチテスト)をすること。
特に肌の弱い方は、腕の内側などに専用ジェルを塗って、異常反応がないことを確認してからの施術をお勧めする。
・使用は週3回まで。
とかく、効果が目に見えると回数を重ねがちだが、超音波による過度の肌への刺激はかえって、肌に良くない。
・濡れた手で使用しない。
この製品自体、素肌の状態での使用が原則なので、どうしても洗顔後に施術することが多くなると思う。だが、手が塗れた状態で使用すると感電やショートの恐れがあるため注 意したい。
また、そばで興味深そうに見守っていた妹にもやらせて見たところ「歯が痛い」という。説明書にも、「虫歯のある方は、超音波がしみることがあります」と記されていた。
● 期待以上の効果アリ
顔を洗っていざ、鏡の前に立ってみる。施術時に特に何も感じなかったため、本当にこれで効果があるのかと心配だったが、確かに施術前とは顔が違う。
まず、左右の口角の位置が明らかに違う。そして、ほうれい線(両小鼻から口元にむかって、加齢でできる八の字状のしわ)の深さが違う。そして、左側だけ顔が小さくなっているように見える。
しかし、自分の顔だから、贔屓目に見ているかもしれないと思い、妹にも意見を求めてみる。「全然違うよ。(施術していない)右側の顔は、腫れている感じで、極端に言えば殴られたみたい」とのことだった。いや、普段の私の顔のことを腫れていると言われると、素直には喜べないのだが、とにかく効果はすぐに表れたようだ。
とはいっても、それは施術直後のこと、それが持続するのかは半信半疑だった。しかし、次の日の朝、その効果は確かに持続していた。期待以上の効果が得られたと言っていい。効果には個人差があるため、誰でもこのような効果が得られるわけではないということを、あらかじめお断りしておく。
今まで、美顔器というとなんとなく高価で、場所をとるもの、施術もめんどくさいのではないかというイメージがあったと思う。今回の製品は価格帯も15,000円以下と手にしやすく、メンテナンスも簡単だ。また、場所をとらないというのも嬉しい。通常のエステにかかる時間とお金を考えれば、この値段で効果を得られればお得ではないだろうか。いつもより少しだけ高めの化粧水を買うつもりで、ホームエステデビューしてみるのもいいかもしれない。
■URL
ナショナル(松下電器産業)
http://national.jp/
製品情報
http://ctlg.national.jp/product/info.do?pg=04&hb=EH2433
ビューティ&ライフ 関連記事リンク集
http://kaden.watch.impress.co.jp/static/link/beauty.htm
■ 関連記事
・ ナショナル、超音波で肌を引き締める美容機器(2007/04/11)
2007/05/10 00:00
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