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家電製品ミニレビュー
ヤザワコーポレーション「CFS5CW」

~2,980円の蛍光灯アームライトの実力
Reported by 本誌:伊達 浩二

CFS5CW
 ヤザワコーポレーションのアームライト「CFS5CW」の特徴はなんといっても価格にある。

 蛍光灯を使ったアームライトといえば、だいたい1万円前後が相場で、安くても8千円ぐらいというところなのに、Amazon.co.jpでは2,980円で売っている。メーカーサイトに情報が上がっていないので、メーカー希望小売価格は不明だが、格安といって良いだろう。

 アームライトはデスクワークのときの必需品だし、この製品は机に固定するクランプだけではなく、机や床の上に置くベーススタンドまで付属しているらしい。こうなると買って試してみるしかない。

 この製品には、塗装がホワイトの「CFS5CW」と、ブラックの「CFS5CK」がある。今回はホワイトモデルのほうにした。

 到着した箱はずっしりと重い。Amazonによれば、発送重量は3.6kg、本体は約2.7kgあるという。

 ひょっとしたら、大当たりでがっしりした製品かもしれないと希望がふくらむ。

 パーツは、ベースユニット、クランプ、アーム、蛍光灯電球、セードぐらいで、部品点数は少ない。組立も基本は差し込むだけで、5分とかからない。

 重量の大半はベースユニットで約2kgある。ずっしりと重い。アームの差し込み口は樹脂製だが肉厚はあって、わりとしっかりしている。アームが抜けたり、回りすぎたりしないように固定ネジもついている。


ベースユニットはCDより1回り大きい。重量は2kgとずっしりと重い。机に固定するクランプも付属する アームはベースユニットに差し込むだけで取り付けられる。抜けたり回りすぎないように、固定するネジも備えられている

 クランプの方は、上下で挟む上の部分がプラスチックで、アームの差し込み口もベースユニットに比べると弱い感じだ。アームの固定ネジもなく、360度グルグル回る。

 アームのパイプ部分はスチールではなく、アルミっぽい金属だ。スチール部分はスプリングとネジぐらいだ。重量も軽く、さすがに華奢な印象だ。アームの長さは、ベースの部分からヘッドの部分までで75cmぐらいだ。

 ベースユニットとクランプでは、ベースユニットの方がお金がかかっていて、信用できそうなので、ベースユニットで使うことにした。


アームをベースユニットに取り付けたところ ベースユニットが重いので、重心は低く、ふらつくこともない アームは細く、華奢な印象を受ける

 使ってみると、ごく普通に使える。

 ただし、アームが細いので、動かすときは気を遣う。アームを直接つかんだり、ねじったりしないように、ヘッドを持ってゆっくりと動かす。スチールパイプなら、無理な力がかかっても曲がるぐらいだが、このアームは折れそうな不安がどうしてもある。

 なお、アームの可動範囲は広く、ほとんどの状況で問題なく使えるだろう。また、ベースユニットが重く、アームから上が軽いので、重心が低くふらつくこともない。うちでは、小物の撮影用の補助照明に使っている。

 電球は同社製の電球型蛍光灯で、昼光色(色温度6,400K)だ。白熱電球換算の60W型で、消費電力は13W。インバーターも入っているし、発熱も少なく、重量も軽い。逆に言えば、こういう光源が出てきたので、器具側の負担が減り、この製品のような簡便な機種が登場したのだろう。

 なお、電球型蛍光灯の口金はE26という普通の大きさだが、本体そのものは、EFD13EDというふくらみのないスリムなタイプだ。セードが密着しているので、通常の電球型は使えない。交換するときは注意されたい。


ふくらみのないスリムな電球型蛍光灯「EFD13ED」を使用する。写真右のような通常の電球型は使えない セードを取り付け、点灯させているようす セードは横から見ると、こんな形状をしている。左右に回転するので、照らす先を決めやすい

 CFS5CWを使ってみた結論は、2,980円ならいいんじゃない、というものだ。

 もちろん、ブランドのあるアームライトの品質感や操作感は求めるべくもないが、実用品としては問題なく使える。間違って高級感などを求めてはいけないが、そのつもりで割り切って使えばちゃんと使える製品だ。

 なお、この製品の弱点は、華奢なアームとクランプなので、丁寧に扱うように心がけたい。私としてはベースユニットを使うことをお勧めする。アームについては、もう1,000円高くてよいからスチールパイプになるとうれしい。





URL
  株式会社ヤザワコーポレーション
  http://www.yazawa.co.jp/



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2007/04/16 00:04

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