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イワタニ「アモルフォ2N」

~卓上で映える“美しい”カセットガスコンロ
Reported by 本誌:伊達 浩二

アモルフォ 2N
 カセットガスコンロは、鍋物には欠かせない製品だ。春になっても、焼き肉やすき焼きなど、季節を問わずに活躍する機会は多い。

 カセットガスコンロは、鍋の下でひっそりと働く縁の下の力持ち的存在だが、中には主役が張れるほど美しい製品もある。今回、紹介する岩谷産業株式会社のアモルフォシリーズは、その代表的な存在だ。

 アモルフォシリーズの最新機種は2Nで、メーカー希望小売価格は21,000円と、カセットガスコンロとしては破格の値段だ。Amazon.co.jpでの購入価格は13,600円だった。これでも、2~3,000円から購入できるカセットガスコンロとしては、並外れた価格と言って良いだろう。

 アモルフォの最大の特徴は、なんと言ってもデザインにある。

 ステンレスを使った1枚板のトッププレートに、丸いバーナーと、鍋を載せる4つの五徳だけが生えている。五徳もアルミダイキャストだ。カセットガスのカバーもトッププレートと同じ素材で一体感を出している。薄い板のような本体に、円筒形のカセットガス収納部の組み合わせだ。よけいなラインのない、シンプルな形状が全体の品質感の高さを引き出している。

 卓の上に、ガスコンロのみが置かれた時の雰囲気が、他のガスコンロとはまったく異なる。ちょっと高級な料理屋で、どうしてもカセットガスコンロを使う必要がある場合は、アモルフォ以外の選択肢は考えられないぐらいだ。

 アモルフォは1991年にグッドデザイン賞を受賞した。さらに10年以上継続して製造販売され、現時点でデザインの水準が優れている製品として2006年に「ロングライフデザイン賞」も受賞している。アモルフォの存在を知らなければ、2006年に登場した製品だと言っても、疑問に思う人は少ないだろう。


トッププレートはステンレスの1枚板
コンロ部は丸いバーナーと鍋を載せる4つの五徳のみで構成される

カセットガスのカバーも、トッププレートと同じステンレスを採用
本体は板のように薄い
コンロのスイッチはガスカセット部の前面に備えられている

 今回は、アモルフォを使って、すき焼きを作ってみた。

 まず、アモルフォの底面に単三乾電池を1本入れる。これは、着火用だ。カセットガスコンロの自動着火が「カチッ」と音のする圧電式が主流なのに対し、アモルフォの連続スパーク点火式は、都市ガスのコンロのようにかすかな「チチチッ」という音とともに「ポッ」と静かに点火する。

 また、カセットガスは、レバーなどで固定するのではなく、磁石による静かな脱着だ。カセットガス内の圧力が高くなると自動的にボンベが外れる圧力関知安全装置も備えている。

 アモルフォ2Nには、バーナーの熱をカセットガスボンベに伝える火力安定装置が内蔵されている。出力は2.8kWだ。3kW級が普通で、4.1kWという製品もある現在の水準からみれば小さい方だが、通常の調理に不自由はない。連続使用時間は、同社製のカセットガスを使って約85分だ。

 食事中も、青い炎や、鍋を囲む顔、箸を伸ばす手などがトッププレートに映り、テーブルに表情を作ってくれる。コンロが変わっただけで、いつもの鍋が、より華やいだ印象になった。

 また、ステンレス製のトッププレートは継ぎ目がなく、ふきんやウェットティッシュで一拭きするだけで煮こぼれなどもきれいになる。機能的にも優れたデザインだ。


着火用として、本体底面に単三乾電池を1本入れる
青い炎が美しい
トッププレートに鍋や周囲が映り込む

 あえて、気になる点と言えば、カセットガスボンベのカバーが固定されていないことぐらいだ。特に支障があるわけではないが、ここは磁力などでカッチリと止まっていてほしい。

 アモルフォは、カセットガスコンロとしては破格のデザインと価格の製品で、万人向けとは言えない。ただ、食器や鍋にこだわるのであれば、食卓で大きな位置を占めるカセットガスコンロのデザインに、こだわるのも当然だろう。家族と囲む鍋の雰囲気を、すこしだけ新鮮なものに変えてくれるアイテムとして推薦する。





URL
  岩谷産業株式会社
  http://www.iwatani.co.jp/
  製品情報
  http://www.i-cg.jp/cf/konro/cb-amo-2n/index.html

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2007/04/12 00:00

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