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ハンズセレクト「衣類圧縮袋 L」

~かさばる衣類をコンパクトに収納
Reported by 本誌:伊藤 大地

ハンズセレクト 衣類圧縮袋 L
 職業柄、出張が多い。PCにデジカメ、衣類、書類、もはや手放せない電動歯ブラシなどを詰めると結構な荷物になる。普通のビジネスバッグでは入らないので、車輪が付いたトローリーバッグ(通称:コロコロ)で運ぶわけだが、たった1泊2日というのに、いつもバッグはパンパンの状態だ。「旅上手は荷物が少ない」とはよく言ったもので、仕事以上に、重い荷物で体力を削られることもしばしば。

 一番かさばるのは衣類だ。行きの荷造りの際は、すでにたたんである衣類をカバンに放り込むだけなのでまだマシ。問題は、ホテルで目覚めて急いで身支度をするなかで、脱いだ衣類をくちゃくちゃに放り込んでしまう帰りの荷物だ。取材でもらった資料や、家族のために買い求めたおみやげなど、ただでさえ、帰りは荷物が増えるのに、これに加えて衣類のかさが増すので、いつも荷造りに苦労している。

 そこで購入したのが、東急ハンズのオリジナル製品、その名もズバリ「衣類圧縮袋」だ。Lサイズの袋が2枚入ったパッケージで、900円で購入した。

 これは、簡単に言うと排気弁を設けたビニール袋だ。袋に衣類を入れ、密封したあと、手で袋の中の空気を逃がし、圧縮するわけだ。テレビショッピングでよくある、布団圧縮袋が小さくなったものだと思えばよい。

 袋のサイズは65×45cmと大きめ。Tシャツやワイシャツならば、たたんだ状態で2枚、横に並べて入れられるくらいの面積がある。説明書きには、収納の目安として、「セーター・トレーナー・フリース・パジャマ 各2~4枚」「バスタオル 1~2枚」「下着 6~12枚」とある。実物を見ると、さすがにセーター4枚は厳しそうだが、トレーナーやフリースであれば4枚くらいは十分入る大きさだ。


検証に使ったジャケット。バッグの中に入れようとするとかなりかさばる
 袋の一方の端は排気弁になっており、もう一方に、二重のジッパーが付いている。袋を密閉する際、面倒がないように、スライダーが付いており、これを逆側のフチまで滑らすことで、一気に密閉できるようになっている。

 さっそく1泊2日の出張で使ってみた。この頃、ずいぶん暖かくなってきて、昼間はコートがいらないくらいだ。しかし、夜になると急激に冷え込む。というわけで、いつもこの時期に持って行こうかどうか迷う、冬用のアウトドアジャケットを入れてみることにした。内側が毛布のような素材で、かなり暖かいのだが、相当かさばる。

 さすがにそのままの状態では入らないので、腕の部分を折りたたみ、そのまま袋に入れた。ちなみに、タンスにしまうときのように小さくたたんで入れてしまうと、空気が逃げにくくなり、あまり効果がない。なるべく広げた状態で袋に入れると良い。

 次にスライダーを滑らせて、きちんと密閉したかどうかを確認する。というのも、スライダーが完璧に密封してくれるとは限らず、たまに、ジッパーがきちんとしまっていないことがあるからだ。ここを怠ると、せっかく空気を逃がしてもまだ、スキマから入ってきてしまい、結局やり直すハメになる。


アウトドアジャケットを入れた ジッパーが付いている側から、海苔巻きの要領で巻いていく 空気が抜けてぺちゃんこになった

ジッパーは二重になっている
排気弁
丸めると片手で簡単に持てるくらいの大きさになった

 次に衣類を詰めた袋のジッパー側を手前にする。巻き寿司を作る要領で、ジッパー側のフチが「具の中心」になるように、空気を排気弁の側に押しやりながら、巻き上げていけば完成だ。あまり圧力をかけすぎると、ジッパーが開いて空気が漏れてしまうので、排気弁の方向に空気が溜まるのを確認しながら巻いていくと良いだろう。

 真空状態になった袋の中は、空気を逃がす前と比べると1/3くらいの厚みになっている。いつも持ち運びに苦労していたジャケットも、トローリーバッグの中に丸めてすっぽり入る大きさになった。

 ちなみに、袋から出したあと、2時間ほど放置しておくと元の大きさに戻っていく。やわらかさが戻らない場合は、陰干しやクリーニングをするとふっくらと仕上がるようだ。ちなみに、毛皮やカシミアなど素材によっては復元率が悪いものがある。高価なものや大事な衣類は、使わない方が無難だろう。

 この製品の良いところは、使うのに掃除機やポンプなど、道具を全く必要としないことだ。もし、空気を抜くのに専用の道具が必要だとしたら、旅先にわざわざその道具を持って行かなければならない。荷物を減らしたいから使っているのに、それでは本末転倒だ。

 また、空気漏れさえ気をつけて、巻き上げればよいので、使用する上でテクニックや慣れ、力を入れる必要がほとんどない。作業に時間もかからないので、時間の余裕がない出張にも安心して持って行ける。誰にでも勧められる便利な製品だ。





URL
  東急ハンズ
  http://www.tokyu-hands.co.jp/



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2007/03/27 00:06

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