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家電製品ミニレビュー
プラタ「ウォーターサイクロンバキュームクリーナー」

~7千円台で購入した水フィルタ掃除機
Reported by 本誌:伊達 浩二

ウォーターサイクロンバキュームクリーナー
 “水フィルタ掃除機”というジャンルの製品がある。

 モーターで吸引する真空掃除機の場合、フィルタを使って吸い込んだ空気からゴミを分離する。そのフィルタに水を使うことで、ハウスダストや花粉などの細かいゴミもしっかり捕らえる、という製品だ。排気がきれいなことから、ぜんそくやアレルギーを持つ子供のいる家庭に向けて販売されていることが多い。

 現在、国内の大手メーカーでは水フィルタ掃除機は販売されていないので、輸入品が主になる。欧州の製品が多く、ケルヒャーやハイドラなどの製品は大手家電店などでよくみかける。ただし、価格は通常の掃除機にくらべるとかなり高い。興味はあっても、価格の高さで二の足をふんでいる人も多いと思う。

 そういうときに楽天市場で見つけたのが、「ウォーターサイクロンバキュームクリーナー」だ。価格は7,980円と、かなり安い。

 ちょっと気味が悪いのは、販売店のページには、商品名や水フィルタ掃除機のメリットは大きく書かれているものの、メーカー名が書かれていないことだ。期待と不安を抱きながら、商品の到着を待つことになった。

 到着した箱は、かなり大きく重い。外箱には「●生産国:中国 ●輸入販売元:株式会社プラタ」と書いてあった。大阪の会社のようだ。パッケージ内の取扱説明書兼保証書にも社名や電話番号は書かれていないので、そういう水準の製品だと思った方が良い。

 箱を開けると、シンナーのような揮発性溶剤の匂いがする。丸一日放置したら消えたが、健康志向の人をターゲットとしている製品だけに、もう少し気を遣ってほしいものだ。


吸気パイプの途中にサイクロン式の集塵機構がある
一見、手元用の電源スイッチに見えるが、実は吸塵力の調整機構
本体が水タンクになっている

本体上部。電源スイッチはここだけ。ケーブルはコードリールがないので、本体に巻き付ける
上部を開けた状態。黒い中ブタが見える
掃除の前に必ず水を注ぐ

 掃除機本体は、背の高いポッド型で、業務用掃除機に近い形をしている。電源スイッチが本体だけにしかないところや、コードリールがなく電源ケーブルを本体に巻き付ける構造も業務用っぽい。

 本体は3つの部分から構成されており、一番下のベース部分が水タンク、真ん中が空気の流路を確保するための中ブタ、上がモーターが入っているフタとなっている。水タンクは底面積が大きいので水深は浅く、だいたい3cmぐらいだ。

 集塵機構は2段構えで、サイクロン式の集塵機構で大きなゴミを取り、細かいホコリを本体の水フィルタで止める。


【動画】電源を入れると、水が激しく動く(WMV形式, 390KB) 【動画】こぼれた水もウォーターノズルを使うと吸い込める(WMV形式, 563KB)

 電源を入れると、透明な水タンクの中で水が泡だって面白い。モーター音は最近の掃除機としては大きめのほうだ。

 吸込仕事率は85Wと弱めの表示だが、フローリングや畳を掃除する分には十分な能力だ。毛足の短いマットも十分に掃除できた。水フィルタのためか、排気のホコリっぽさは感じない。

 ゴミのカップは透明度が高く、チリやホコリがぐるぐる回っているのがよく見える。このカップは常に手元にあるので、毎回ゴミを捨てる習慣はつきそうだ。一通り掃除を終えると、水フィルタがかなり汚れている。これも毎回捨てたいところだ。

 この掃除機のもう1つの特徴として、液体を吸引できることがある。交換用ヘッドも、液体を吸い込むためのウォーターノズルと、ガラス用のブレードがついたスキージーも添付されている。

 液体を吸い込むときはサイクロンの部分を外し、吸い込んだ水をタンクに直行させる。フローリングの床に水をこぼして吸い込んでみたが、普通に吸引できるので便利だった。ただし、パイプやホースの内部も濡れてしまうので、カビが生えないように乾燥するよう心がけなければならない。

 使い勝手の面では、電源スイッチが手元にないとか、コードリールがない、などの欠点はあるが、実はそれはほかの水フィルター掃除機でも同様だったりする。

 水フィルター掃除機の特徴である、ほこりっぽくない排気と、メンテナンスの手間などは、この製品でも味わうことができるので、とりあえず水フィルター掃除機を試してみたいという用途には向いている。いきなり高価な製品を買う前のお試し用としては、納得できる価格だろう。





URL
  プラタ楽天市場店
  http://www.rakuten.co.jp/plata/
  製品情報
  http://www.rakuten.co.jp/plata/240158/290501/



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2007/01/25 00:01

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