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家電製品ミニレビュー
生方製作所「ピオマ UGS1」

~震度5以上で自動点灯するライト付火災報知器
Reported by 山口 真弘

「ピオマ UGS1」の外観。上部に煙検知部、下部中央にライトがレイアウトされている
 阪神淡路大震災の際、発生時刻が明け方だったことは、いま思い返しても不幸中の幸いだった。それは地震の発生後、周囲の状況を確認するのに、明かりを探す必要がなかったからだ。

 筆者は、当時震度6の地域で被災したのだが、揺れを感じて屋外に飛び出した時、すでに空は白んでいたことを覚えている。その時点で屋内はもちろん、道路の街灯もすべて停電によって消えていたはずだが、明け方という時間帯のおかげで、室内の様子から周囲の家屋の倒壊状況まで、きちんと確認することができた。もしもあの震災が真夜中に発生していて、周囲の状況が分からないまま朝を待つ羽目になっていたら、感じた恐怖はまったく違うものだっただろうと思う。

 やや話が脱線したが、今回紹介するのは、生方製作所が発売している感震ライト付火災報知器「ピオマ」という製品だ。早い話、地震の揺れを感知すると点灯するライトと、火災報知機能が合体した製品である。楽天市場で、14,700円で購入した。

 感震ライトは、震度5以上の場合に点灯する仕組みになっている。地震で停電が発生した場合、自力で懐中電灯を探して点灯させるまでの時間というのは、わずかな時間であっても非常に長く感じるものだ。こうした場合に自動的に室内を照らしてくれるメリットは大きい。


天井もしくは壁面に、ネジを使って取り付ける。賃貸住宅への設置も考慮して両面テープも添付してほしかったところだ
 試しに本製品を10畳ほどのリビングの壁面に設置し、照明を落とした状態で手動で点灯させてみたが、室内の状況を把握するには十分な明るさが得られた。揺れを感知してから10分間点灯する仕組みなので、仮に夜間に震災が発生して停電になった場合でも、室内の状況を把握したり、懐中電灯を探す時間は確保できるだろう。

 もう一方の火災報知機能については、一般的な火災報知器と同様の仕組みで、煙を感知するとけたたましい音で鳴り響く。ライトも同時に点灯するので、暗闇の中で警報音を止めにいくのも容易である。

 実際の設置に当たっては、部屋のどの部分を照らすのかが大きなポイントになる。火元となりやすい場所、避難用具の収納場所、家族のいる位置など、さまざまな要素を考慮して設置場所を決めなくてはいけない。実際に部屋の明かりを消して実験をしつつ、慎重に検討するとよいだろう。


警報音およびライトをオフにするには、本体のボタンを押す必要がある 警報OFFボタンは煙検知部の右側、ライトOFFボタンはライトの左側と、それぞれの機能の近くに配置されている

 電源は、火災報知機能が内蔵リチウム電池を、感震ライト機能が単3電池×4本を、それぞれ使用する。前者は10年、後者は2年とそこそこの寿命はある。電池寿命のお知らせ機能を備えるほか、テストモードを搭載するなど、安心して使うための機能も充実している。

 一般的な火災報知器やライトと違い、「地震特化型」と言える本製品。すでに各家庭に設置済みであろう火災報知機能はともかく、震度感知機能だけでも十分に購入価値のある製品だと感じた。あとは、これらの機能を活かす日が来ないことを祈りたい。


本体をCD-ROMと比較してみた。なお本体カラーはピンクのほか、ホワイト、木目など6つのカラーがラインナップされている 単3電池×4本と、内蔵のリチウム電池で駆動する。本体は電池込みで約310gとやや重め




URL
  株式会社生方製作所
  http://www.ubukata.co.jp/
  製品情報
  http://www.anzen-net.com/products/p010.html
  ニュースリリース(PDF)
  http://www.anzen-net.com/data/061120NR.pdf



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2007/01/11 00:00

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