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家電製品ミニレビュー
山善「DF-H752(LH)」

~簡単で多機能なカジュアルこたつ
Reported by 石田 賀津男

DF-H752(LH)
 これまで私が使っていたこたつは、実家で子供の頃から使っていて、軽く20年は超えようかという年代もの。赤く光る大きな電熱線が見えるようなヒーターがついていて、未だにきちんと動くのが奇跡的といってもいいだろう。まだ使えることは使えるのだが、ヒーターよりも先に足や天板が痛んできてしまい、これもインテリアの1つとして考えると少々見苦しい。

 そんな長年愛用してきたこたつとは、引越にあわせて別れを告げ、今回紹介する株式会社山善のカジュアルこたつ「DF-H752(LH)」が新たに我が家にやってきた。価格の相場も全く知らなかったが、本製品はAmazon.co.jpにて9,130円で購入した。この程度の値段なら、もう少し早く買い換えてもよかったかもしれない……。


組み立ては工具要らず。天板や足の高さも変更可能

 まずは本体の組み立てから。ヒーターユニットが装着された中天板に、4本の足を取り付ける。足には2本のネジがついており、これで中天板の四隅に固定する。プラスドライバーで回せるようになっているが、専用のプラスチック製スパナが同梱されているので、自分で工具を用意せずとも組み立てられる。

 あとはヒーターユニットに電源プラグを挿し込み、こたつ布団をかけてから天板を置けばできあがり。急げば10分程度でできる簡単なものだ。

 天板のサイズは75cm四方の正方形。リバーシブル仕様になっており、白地と木目調を入れ替えて使える。どちらも触り心地はかすかにざらつきがあり、乗せたものは滑りにくく、汚れをふき取りやすい。木目調のほうは見た目と触り心地のギャップがあるが、下手にツルツルしているよりは使い勝手がいい。

 天板上部までの高さは約35cm(こたつ布団によって若干上下する)。これに同梱の継足を装着すると、約5cm高くなる。継足は、足にかぶせるようにしてはめるだけで、簡単に着脱できる。体格の良い人にはありがたい配慮だろう。なお本製品の足の色はホワイトだが、ブラックの製品も用意されている。


付属のスパナを使って、2本のネジで足を中天板に固定していく 付属品を使用すれば、工具は不要。手間がかからなくていい 中天板に足を装着したところ。この上にこたつ布団をかけ、天板を乗せる

足を約5cm高くする継足。足にはめるだけのシンプルなもの
天板は白地のデザイン
裏側は木目調となっている。違いは見た目だけで、表面の感触はほぼ同じ

ファン内蔵のヒーターユニット

 こたつの命となるヒーターユニットは、中天板に取り付けられている。横から見ると、少しだけ出っ張ったように見えるが、普通に使っている分には、そう頻繁に足が接触することはない。

 電源を入れるリモコンは、無段階の温度調整ダイヤルを採用している。まずダイヤルをいっぱいに回して強に合わせ、こたつを一気に暖めて、適当な温度に下げるという使い方がいいだろう。30秒ほどで石英管ヒーターから熱が出てきて、1分もすればこたつの中が暖まる。

 消費電力は強で約200W、弱で約80W。弱にすると石英管の光がほとんどない状態になるが、ほんのりとした暖かさは持続する。きちんとした下敷きやこたつ布団を使っていれば、弱でまず問題なく使える。また弱ならヒーターユニットに触れても熱いと感じるほどの温度にならず、子供がいる家庭でも安心して使えそうだ。

 ヒーターユニットの中央部にはファンが搭載されている。石英管ヒーターに風を当てて暖かい風を出すという仕組みだが、手をかざすと少し風を感じる程度で、風量はかなり弱い。風で直接的に暖まるためではなく、こたつ内の空気を対流させてまんべんなく暖めるためのものだろう。音はヒーターユニットに耳を近づければ感じられるが、こたつ布団をかけてしまえばほとんど聞こえない。

 このほかヒーターユニットのカバーには、耐熱脱臭塗装が施されており、においを分解して和らげる効果があるという。即座に脱臭効果を感じられるほど強力なものではないが、ファンによる空気の対流もあるので、相乗効果が期待できる。


中天板の裏にあるヒーターユニット。電源プラグは着脱可能 ヒーターユニットはかなり薄く、使用時もあまり邪魔にならない リモコンの温度調整ダイヤルは無段階に調整できる。シンプルで使いやすい

 足のネジ止め部分などは若干安っぽさを感じるが、完成すればすっきりしたデザインになる。天板がしっかり作ってあるので、机としての使い心地もかなり良好だ。リバーシブルの天板や足の高さ調整など、細かい気配りの感じられる製品になっている。これならインテリアの1つとしても十分満足できる。


こたつ布団は冬場の重要なインテリア。部屋に合わせて選びたい
 余談だが、インテリアとして考えるなら、こたつ布団にもこだわりたいもの。機能的な選び方も必要だが、デザインを重視して選んでみるのも悪くない。今回、レビューで使っているものは、「せっかくならユニークなこたつ布団にしよう」と選んだもの。テーマは「ゴスロリピンク」とでも表現すればいいだろうか。ベルーナ「リュリュ」ブランドの通販で一式10,000円、敷いてあるシャギーが12,900円だった。

 カタログで見たときには「これはいくらなんでも……」と思ったが、実際に使ってみると、想像したほどの違和感はなかった。広く場所を使うものなので、少々華やか(これはさすがに行き過ぎだが)なものを選んだほうが、部屋全体が明るく見えていいのではないだろうか。こたつ布団はこたつとセットで必要なものなので、こちらも忘れずしっかり検討していただきたい。





URL
  株式会社山善
  http://www.yamazen.co.jp/
  リュリュの通販ページ
  http://www.belluna.net/ryuryu/index.html
  製品情報
  http://www.belluna.net/sh/do/online/ProductDetailCmd?op=showDetailProductsDisplay&catalogCode=NEA6&productCode=00546&genreCode=0021



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2007/01/10 00:00

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