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テスコム「温風乾燥機 OT50」

~手洗いの後にオゾンで殺菌、温風で乾燥
Reported by 本誌:伊達 浩二

OT50
 先日、ウチの部員が出張から戻ったとたんにノロウイルスに当たってしまった。幸い、彼は数日で回復したのだが、一部では死者が出るなど中毒事故が多発しており、首相が対策を呼びかける異例の事態となっている。

 衛生の基本は手洗いだと、むかし学校で習った。おかげで石鹸を使った手洗いは習慣になっている。しかし、さらに完璧を期すために手を乾かすための温風乾燥機を導入してみた。

 メーカーは株式会社テスコムで、型番は「OT50」、価格はオープンプライスで、購入価格は17,600円だった。正直な話、公共の場所にあるトイレなどで、使ったことはあるが、家庭用の機器として販売されているとは思っていなかった。

 温風乾燥機の目的は、洗った手を乾燥することにある。内部に強力なヒーターを内蔵しており、本体の下に手をかざすと、瞬時に温風が吹き出してくる。これで、共有しているタオルなどによる汚染を避けることができる。OT50の温風には、オゾンも含まれており、殺菌作用もある。


本体パッケージ
本体側面
背面

 今回、一番苦労したは、温風乾燥機の設置だ。

 本体重量が約1.4kgあるので、壁に取り付ける際には、かなり厳重に行なう必要がある。

 取扱説明書では、設置位置や壁の材質別の取付方法が詳しく記されている。

 まず、設置位置だが、高さは120cm程度が推奨されている。そして、本体の左右に各20cmずつの空間が必要となる。また、洗面台などで高くなっている場合は、そこから30cm離す必要がある。この条件に該当する設置位置は、我が家では一カ所しかなかった。そこは、洗面台のタオルハンガーが設置されている場所だ。仕方がないので、タオルハンガーの代わりに取り付けることになった。

 壁の材質については、木材/柱材、石膏ボード/ベニヤ板、タイル/コンクリートの3つに分けて、それぞれ解説されている。

 木材/柱材の場合は、キリでガイドを作り20mmのネジで止めるだけなのでなんとかなるが、石膏ボード/ベニヤ板ではアンカープラグを使うため電動工具の使用が前提になっている。タイル/コンクリートの場合は、さらに市販のコンクリートプラグを別途購入する必要がある。

 本体を固定するためのブラケット(金属板)を止めるネジは4本と指定されている。我が家の場合は、上の2本のところには内部に木材が通っていたので、そこは20mmのネジで、下の2本のところは石膏ボードだったのでアンカープラグと38mmネジで固定した。手元に電動工具が無かったので、アンカープラグ用の6mm径の穴を開けるのは大変だった。壁が木材以外の場合は、ドリルなどの電動工具を用意することを強くお勧めする。

 ブラケットさえ固定できれば、本体は簡単に取り付けられる。固定する前に、本体の左側面に強弱の選択スイッチがあるので、冬場は強になっていることを確認しておこう。


説明書では、設置位置を高さ120cm程度としている。また、本体左右に20cm以上、下に30cm以上の空間が必要 壁の材質が木材/柱材なら、ネジで止めるだけで設置できるが、石膏ボード/ベニヤ板では電動工具が、タイル/コンクリートでは市販のコンクリートプラグが必要になる

付属品として、本体を固定するブラケット(金属板)と、ブラケットを固定するネジ4本がある ブラケットを壁に設置させたところ。この上から本体を取り付ける

 OT50は、強では1,200W、弱でも600Wを使用するので、コンセントはタップなどを使わず、単独で使うようにしたい。これで、設置は完了だ。

 先にも書いたように、手を本体の下に差し伸べると、センサーが感知して温風が吹き出す。温風の温度は周囲の状況にもよるが、熱風ではなく、暖かいというぐらいの状態だ。風で水滴を吹き飛ばすジェットタオルではないので、風量もすごく強いわけではない。

 したがって、手を差し伸べてから乾くまでは、しばらく時間がかかる。両手をこすり合わせて揉むようにすると有効だ。

 センサーの反応は速いが、感知させるには本体直下に手を差し伸べる必要がある。取扱説明書では10cm以内となっているが、もう少し近くないと反応しない時がある。


手を本体の下に差し伸べると、センサーが感知して温風が吹き出す 【動画】実際に温風器で手を乾かしているようす。両手をこすり合わせて揉むようにすると、手を効果的に乾かせる(WMV形式、約1.3MB)

 導入して一番気になるのは動作音だ。昼間は良いのだが、夜間に使用すると家中にファンの音がとどろく。眠りが浅いときは目が覚めてしまうほどだ。使い始めて数日で音を上げて、夜間用に別途タオルハンガーを用意した。

 1週間ほど使った感想は、やはりこれは公共の場所に設置する製品だということだ。家族の居室と洗面所が離れている場合は良いが、一般的な住環境で使うにはうるさすぎる。調理施設や事務所の洗面所やトイレに設置し、調理や食事前の手洗いの補助として使用すると有効だろう。





URL
  テスコム
  http://www.tescom-japan.co.jp/
  製品情報
  http://www.tescom-japan.co.jp/products/living/warm_current_drier/index.html



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2006/12/20 00:01

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