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RITEX「ソーラーライト ECO S-60」

~電源のいらない本格太陽電池センサーライト
Reported by 本誌:伊達 浩二

RITEX「ソーラーライト ECO S-60」
 この連載でもいくつかセンサーライトを紹介してきたが、今回は本格的な屋外用製品を紹介する。

 ただし、普通のセンサーライトはすでに多数あるので、太陽電池を使いAC電源が不要なタイプにしてみた。

 この製品は、株式会社プロトが「RITEX(ライテックス)」のブランド名で出している、センサーライトの1つで、「ソーラーライトECO」という製品名で販売されている。型番は「S-60」で、楽天市場での購入価格は7,200円だった。

 通常のAC電源の代わりに、太陽電池パネルが付属している。太陽電池パネルから送られた電池は、ランプ本体に内蔵されたニッケル水素充電池に充電される。なお、照明ランプは6V/6Wのハロゲンランプを使う。

 基本的な動作は、周囲が暗くなった状態で、人が近づくとライトが点灯するというものだ。想定されている用途は、玄関灯、駐車場、ベランダなど屋外で、本体と太陽電池パネルの両方が防滴型となっている。

 センサーは集電型の赤外線センサーを使用しており、探知範囲は水平で200度、距離は12mと広い。ベランダの隅に取り付けたのだが、約2m×6mのベランダ内をすべてカバーできる。

 通常のAC電源を使わないため、点灯できる回数に制限がある。パッケージには、東京地方を例にして、冬は平均15回、それ以外の季節は平均25回としている。満充電時で60回だ。

 太陽電池パネルにはクランプが付いており、ちょっと厚みのあるところであれば簡単に固定できる。ただし、今回は、朝顔用のネットに梱包用のPPバンドでくくりつけて噛ませ、どこにでも移動できるようにした。

 本体はブラケット式で、ブラケットは壁にネジで止めることが想定されている。コンクリート壁用のプラスチックプラグまで添付されているほど格的な仕様だ。結局、本体重量は530gほどなので、今回はエアコンのパイプにPPバンドを使って固定した。本体もクランプ式だったら利用できたので、その方がありがたかった。

 本体と太陽電池パネルの間は、専用のケーブルで接続される。ケーブルの長さは5mあるので、ほとんど問題はないだろう。


壁に穴を開けたくないので、本体はやや無理のある設置。梱包用のPPバンドはしっかり締まるので、こういう用途には便利 太陽電池パネルはネットに取り付けて、季節によって場所を変えている。悪天候時はエアコンの室外機の裏に避難する

 設置した直後は、充電池がカラの状態なので、翌日の夜から使えるようになった。ただ、最初の数日は点灯回数が増えると、点灯しなくなる状態だった。

 その後は安定して使えているが、一度だけ、強風で激しく動く洗濯物に律儀に反応してしまい、10分ほどで点灯しなくなってしまった。悪天候時はメインスイッチを切っておいた方が良いようだ。

 明るさについていえば、6V/6Wのハロゲン球ということで、AC電源を使用した機器ほどの強烈さはない。正面から照らされるとまぶしいが、防犯用途としては物足りないかもしれない。また、点灯回数の制限から毎回確実に点灯しないと困る用途には使えない。

 ただし、電源のない場所でも設置できるメリットは大きい。我が家では、ベランダでの作業が楽になり、非常に重宝している。
 また、ライトの点灯時間が5秒から30秒の範囲で簡単に調整できることも気に入っている。洗濯物を干しているときに点灯時間が短いと点滅を繰り返してしまい、うっとうしいことになるので、長めにしておくのがコツだ。

 ちょっと心配なのは、交換用のニッケル水素充電池が、5,000円もすることだ。バッテリの寿命については記されていないので、様子を見ながら使っていきたいと思う。

 本格的なセンサーライトの代用にはならないが、設置場所の自由度の高さとエコな気分を味わえるという点で面白い製品だ。自分の用途に合わせて検討してみる価値はあるだろう。


白い帯のような部分がセンサー。方向や角度はかなり幅広く動かせる 本邸底部の調整部分。左は点灯する際の周囲の明るさの設定。右は点灯時間の設定。左下のプラグに太陽電池パネルからのケーブルを接続する。その右はメインスイッチ



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2006/12/13 00:01

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