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やじうまミニレビュー
泉精器製作所 鼻洗浄機「INC-7001」

~鼻の内部を食塩水で洗浄
Reported by 本誌:正藤 慶一

INC-7001
 子供の頃、風邪をひいて鼻水や鼻づまりに困っていると、母親によく「食塩水で鼻を洗いなさい!」と言われたものだった。

 当時は「そんなの迷信だろ」と思っていたが、これには根拠がある。食塩を、水の容積の0.9%だけ加えることによって、体液・血液とほぼ等しい浸透圧を持つ「生理食塩水」が作り出される。この食塩水を使えば、粘膜にダメージを与えることなく鼻を洗えるらしいのだ。

 生理食塩水が効果があるのはわかったが、問題なのは、その食塩水をどうやって鼻に入れて洗うか、ということだ。器に入れて傾けて鼻に入れようとしても、位置がずれてしまい鼻に入らず服にかけてしまったり、また水が勢いよく鼻孔に入りすぎてしまい、ムセたり咳き込んだりしてしまう。何度かチャレンジしたことがあったが、うまくいった試しがない。

 そんな面倒な鼻洗浄を、サポートしてくれる商品が市場にあるという。楽天市場で「鼻洗浄」で検索をかけると、10件を超す商品がヒットした。今回はこの中から、専用の洗浄剤を使わずに、生理食塩水で鼻を洗うという泉精器製作所の「INC-7001」を試してみることにする。同サイトでの最安値だった4,580円で購入した。

 商品が到着してパッケージを開けてみると、筒型で細長い本体上部からは、水を噴出するノズルが付いている。噴出口は1つだけなので、鼻孔を交互に洗う必要がある。電源は単三のアルカリ乾電池2本で、本体の下部に差し込む。なお、乾電池は付属していない。


ノズルから噴出する水で鼻を洗浄する
単三アルカリ乾電池は本体下部に2本入れる

 本体には水を貯めるタンクが付いている。取り外して中に水と食塩水を入れ、生理食塩水を生成する。パッケージには塩を計る計量スプーンも付いており、1さじ半がちょうどいい量とのこと。塩は食塩、食卓塩にのみ対応しており、調味料が添加されたものや岩塩は使用できない。

 電源は本体のグリップ部についていて、「強」と「弱」に切り替えられる。スイッチを入れると「ウィーン」というモーター音とともに、ノズルから生理食塩水が噴出される。水は「ピュピュピュ」というような、断続的なリズムで噴出する。水の温度は、体温と同じ程度が適温という。


パッケージには計量スプーンが付属
タンクの水に対して1さじ半が適量となる

グリップ部の電源スイッチ。運転モードは「強」と「弱」の2つ 【動画】「弱」モード運転時のようす (WMV形式、111KB)

 準備が完了したので、鼻の洗浄に取りかかる。説明書の指示に従い、洗面台の上に顔を出し、ノズルのヘッドを鼻孔に入れ、スイッチをONにする。いきなり「強」にするのはちょっと怖いので、「弱」にしてみる。

 小さい頃の食塩水にムセて苦しんだ思い出が頭によみがえってくるが……。あれ、ぜんぜん苦しくない。それどころか、水が鼻孔内をマッサージしているようで気持ちいい。

 調子に乗って「強」にしてみても、鼻の奥を圧迫する力が少々強くなるくらいで、特に問題はなかった。ただし水の勢いが増すぶん、体に水がかかってしまう可能性は高くなるかもしれない。

 なお説明書には、洗浄時の注意として2点書かれている。1つ目は“口を開けてエーという声を出しながら洗浄すること”。これは食塩水が気管に入らないようにして、ムセるのを防ぐ狙いがあるという。2つ目は“ノズルと鼻孔は近づけすぎずにすき間を開けて使うこと”。鼻孔を密閉して耳に圧力がかかりすぎるのを防ぐためとのこと。

 左右の鼻孔を交互に洗浄し、無事完了。結局、ムセることも体に水がかかることもなかった。洗浄後の鼻孔は、確かにスッキリ。使用する前は詰まり気味だった鼻も、スースー空気が通るようになった。


パッケージには「花粉症・かぜ・アレルギー性鼻炎の緩和に!」とある
 ちなみに使用後は、タンクやノズルを水で洗い流すなどの手入れが必要になる。使用後にそのまま放置しておくと、乾いた食塩水が塩の結晶として本体にこびりつき、目詰まりを起こして噴射できなくなる場合があるので、忘れないように注意したい。

 重症の場合にどれだけの効果があるかは未知数だが、普段あまり手が及ばない場所を洗浄するというのは、それだけで気持ちがいいもの。「花粉症・かぜ・アレルギー性鼻炎の緩和に!」と謳われているように、さまざまな鼻のトラブルに対応するのも頼もしい。別売りで替えのノズルも販売されているので、各家庭に1つあればとても重宝する商品ではないかと思う。





URL
  株式会社泉精器製作所
  http://www.izumi-products.co.jp/



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2006/12/05 00:01

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