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家電製品ミニレビュー
ナショナル 加湿器「FE-KLB07」

~適度な湿度を保ってくれる加湿器
Reported by 本誌:伊藤 大地

加湿器 FE-KLB07
 冬場でつらいのは、寒さだけではない。空気の乾燥だ。特にエアコンで暖を取るようになってから、頭の上から乾いた温風を吹き付けられるので、すぐに唇がカサカサになってしまう。もはや、加湿器は必需品で、我が家でもお湯を沸かしてスチームを吐き出す、シンプルなものを愛用していた。

 しかし、ただスチームを吐き出すだけなので、すぐに湿度が上がりすぎてしまう。窓が結露したり、座布団や書籍などがじめっとしたり。こうなるとやはり、“適度な”湿度が欲しくなる。

 そんなわけで、購入したのがナショナルの「FE-KLB07」だ。FE-KLB07はハイブリッド式の加湿器で、水を浸したフィルターに温風を吹きかけ、湿った空気を放出することで湿度を上げる仕組みを取っている。適用床面積は木造12畳、プレハブの洋室で19畳まで。加湿量は最大670mL/hとハイスペックな製品だ。購入価格は22,800円だった。

 動作モードは「おまかせ」「おやすみ」「パワフル」「のど・肌」の4つ。「おまかせ」は快適とされる50~60%を自動で維持する。「おやすみ」は温風を使わず、風量も弱く運転し、動作音を抑えるモードだ。パワフルはとにかく、強い温風を吐き出し、一気に湿度を上げるためのもの。「のど・肌」は「おまかせ」に比べて、高めの湿度を維持するモードになる。

 本体には湿度センサーを搭載しており、「30%以下」「40%」「50%」「60%」「70%以上」の5段階で判別。本体のランプで表示するようになっている。

 定格消費電力は「パワフル」で313W、「省エネ」で23Wとある。常時パワフルモードで起動し、1日8時間、30日間使用した場合の電気料金は約1,652円、「省エネ」の場合で約121円の計算になる。


本体上部の操作パネル。ON/OFFの切り替えボタンをはじめ、運転モードやオフターマーなどを設定できる 湿度センサーは「30%以下」「40%」「50%」「60%」「70%以上」の5段階を検知。本体脇のLEDで表示する

 さっそく、湿度をモニタリングする機器を使用して、48時間連続運転をさせてみた。前半の24時間はやや高めの湿度を維持する「のど・肌」で、後半は「おまかせ」でテストした。計測機器は、加湿器から約2m離れた場所に置いた。なお、テストした部屋は洋間、12畳のLDK。人が出入りし、普通に生活を送っている空間で、天候の影響もある。厳密なテスト環境ではないので、あらかじめお断りしておきたい。

 さて、2日後、データを分析してみると、センサーによる自動制御の便利さを思い知らされる結果が現れた。前半の24時間の平均湿度が59.1%、後半は54.9%。いずれも快適とされる50~60%の範囲内に収まっている。しかも、運転モードの差を、実際の計測データから確かめることができた。


1日目を「のど・肌」モードで、2日目を「おまかせ」モードで連続運転させた際の湿度(黄)と温度(ピンク)のグラフ
 グラフを見ると、湿度が60%を大きく超えようとすると、運転が止まり、50%台前半に近づくとまた加湿する、という動きがよくわかる。「のど・肌」モードでは60~65%を、「おまかせ」では55~60%を維持するよう制御していると取扱説明書にはある。データでは「のど・肌」モードで平均59.1%、「おまかせ」で54.9%なので、約5%の誤差はあるが、モードの違いははっきりと出ているといって良いだろう。

 加湿器は、タンクに貯めた水をただ沸かし続ける安価なものから、こうした高級機まで非常に価格帯の広い製品ジャンルだ。こうした高価な製品では、センサーできっちりと湿度管理ができる、お湯を沸かす方式ではないので安全性が高い、といったメリットが差別化のポイントとなっている。

 なお、省エネボタンを押すと、暖めた風ではなく、空気をそのまま加湿フィルターに通して排出する仕組みになっている。空気を暖めるヒーターを使わない分、電気代がかからない。「おまかせ」など4つのモードと併用はできず、湿度が60%になったら自動で運転が停止するという、シンプルなモードだ。我が家では、省エネモードで24時間運転するように設定している。

 この商品の特徴は、加湿フィルターの持ちが良いことだ。同じクラスの製品では、1日8時間の使用で1年間が寿命のものが多いが、FE-KLB07は倍の2年間となっている。

 また、ウイルスや花粉の抑制効果があるという「メガアクティブイオン」を放出する機能も用意されている。放出時は吹き出し口がLEDで青く光るのだが、これを消すには機能をオフにするしかない。風邪気味の時などは、加湿すると同時にこうした機能もオンにして、就寝したいところなので、次の機種ではぜひLEDもオフにできるようになっていると、とてもうれしい。


加湿フィルターは持ちが良く、1日8時間の使用で2年間使える 空気の噴出口。「メガアクティブイオン」の噴出時には、吹き出し口が青く光る




URL
  ナショナル(松下電器産業株式会社)
  http://national.jp/
  製品情報
  http://ctlg.national.jp/product/info.do?pg=04&hb=FE-KLB07



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2006/11/27 00:01

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