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やじうまミニレビュー ナショナル「ER430P」
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~吸引ファン付きの鼻毛カッター
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Reported by
本誌:伊藤 大地
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ナショナル「ER430P」
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真剣に思い悩んだことはない。しかし伸びてくるたびにうんざりさせられる。そう、鼻毛だ。
空気の悪いところに住んでいると伸びが早い、そもそも鼻毛が長い、鼻が小さいのですぐに外に飛び出してくる、どれが理由かはわからないが、とにかくやっかいな存在だ。
小さいハサミで切ろうとして大量出血。手で力ずくで抜こうとして涙。580円で購入した激安の鼻毛カッターを使うも工作精度が悪く、すぐに接触不良で故障……。結局、金属の手動のクリップ式カッターでさばさばと手入れを行なっていたのだが、切った毛が中に入り込む上、ちょっとサビてきて、衛生上、問題があるのではと感じていた。
何が起こるかわからない世の中ではあるが、ヒゲとは違い、「無精鼻毛」が流行になることは、少なくとも私が生きている間はないだろう。ならば、鼻毛と戦い続けなければならない。使用期限が近づいたポイントを利用して、ナショナルの鼻毛カッター「ER430P」を購入した。Amazon.co.jpで、2,860円だった。
この機種の最大の特徴は、ファンを内蔵して、毛クズを吸引できることだ。以前、同様の機構を搭載したバリカンもご紹介したが、それの鼻毛版と思ってもらえばよい。カットした鼻毛を吸引機構で吸い取り、処理後の鼻孔もすっきり、というわけだ。
本体は吸引機構がある分、普通の鼻毛カッターよりやや胴体が大きめ。いくつか排気口があり、この部分は手で塞がないよう、取扱説明書にも注意がある。
電源には単3のアルカリ乾電池1本を使用。取扱説明書によると「パナソニックオキシライド乾電池の使用はおすすめしておりません」とある。なんでも、刃の温度が上がりすぎることがあるという。鼻毛カッターには出力が高すぎるのかもしれない。ちなみに、電池は、週1回90秒利用したとして、約半年間持つという。
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本体にはファンが内蔵されており、カットした毛クズを吸引する仕組みになっている
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吸引機構があるためか、動体サイズはやや大きめ
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電源は、単3のアルカリ乾電池1本。約6カ月間の使用が可能
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さっそく使用してみる。「キュイーン」とやや高周波よりの音と同時に、かすかにファンの音が聞こえる。580円で購入したものよりも、精密感というか、剛性感を感じさせる使い心地だ。切れ味も良好で、切りきれずに「ブチッ」と抜いてしまったり、そういったこともない。
毛くずを吸い込んでくれる機構のおかげで、毛を刈った後に鼻をかむ必要もない。今まで、洗面所で鏡とにらめっこだったのが、テレビでも観ながら、気楽に手入れができる。これを使い始めてから、自分の中で「鼻毛切り」という作業が、確実に変わってきたことが感じられる。
使用後は、刃先の部分、吸い込んだ毛くずを貯めておく部分はすべてバラバラにして水洗いできる。本体から、外刃、内刃、毛くずボックスを取り外し、同梱の掃除用ブラシで毛くずを取り除く。その後、水でさっと洗い流せば、メンテナンスは完了。
ハンドソープを使った掃除にも対応している。外刃の先端にハンドソープ付けて、ちょっと水を垂らす。スイッチをオンにすると、ハンドソープが泡立ち、先端部分の汚れが浮き出る仕組みだ。
安価なものでは、切った毛の処理や衛生面などを考慮していない鼻毛カッターが多いが、この製品では手入れのしやすさをよく考えて設計されていることが、部品を見てると伝わってくる。さすが、約3,000円はする製品。非常に地味な存在ではあるが、確実に使う人を幸せにしてくれる機械だ。
■URL
ナショナル(松下電器産業株式会社)
http://national.jp/
製品情報
http://ctlg.national.jp/product/info.do?pg=04&hb=ER430P
2006/11/22 00:02
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