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家電製品ミニレビュー
EUPA「ミニグリル TSK-HP31/2131P」

~おひとりさま向けミニホットプレートで秋の夜長を楽しむ
Reported by 工藤 ひろえ

EUPA「ミニグリル TSK-2131P」。ちょうど1人分が調理できるコンパクトサイズと実売価格1,000円前後という低価格が売りだ
 そろそろ鍋料理や焼肉など、あたたかいものが恋しい季節になってきた。一人暮らしでもホットプレートがあれば、焼肉や野菜などを熱々で食べられて手間もかからない。1人で食べるなら、広いプレート面やいろいろなオプションで料理のバリエーションが楽しめることよりも、手入れが簡単で手軽に使えることを重視したい。

 EUPAの「ミニグリル TSK-2131P」は、そうしたおひとりさま用のホットプレートだ。296×210×78mm(幅×奥行き×高さ)というホットプレートとしては非常にコンパクトなサイズと、実売価格1,000円前後のお手軽価格を特長としている。

 このくらいのサイズなら、小さめのテーブルでも置き場所を確保するのに苦労せずに済む。また、重量も0.78kgと1kgを切るため、女性でもラクラク持てる軽さ。収納場所への出し入れも苦にならない。

 機能面も、「TSK-2131P」はこの上なくシンプルだ。本体には電源スイッチが1つあるのみ。通常のホットプレートのような温度設定はできない。もっとも、焦げ付かないようプレート部分のフッ素コート加工がなされているほか、加熱し過ぎた場合の安全対策として温度ヒューズを搭載するなど、最低限必要と思われる機能は備えている。

 ただし、本体には調理用の蓋は付いていない。丸型ではないので、一般の鍋蓋を流用するのも難しい。このため、蓋をして蒸し焼きにする調理はできないと思っておいた方がいいだろう。消費電力は700Wとホットプレートとしては控えめ。アンペア数制限が厳しいお宅でも比較的利用しやすいと思われる。

 なおEUPAからは、本製品の姉妹品としてプレート部分が違うミニグリル「TSK-HP31」も出ており、実売価格はやはり1,000円前後。こちらはプレートに小さな丸い突起が多数付いており、焼肉などを焼いても余分な脂が突起の隙間に落ちるという仕掛けだが、それ以外の仕様は「TSK-2131P」と同一と思われる。

 どう見ても本体の仕様は同じと思われるし、明らかに「TSK-2131P(平面プレート)」と「TSK-HP31(焼肉プレート)」の両方は必要ないのだが、今回Amazonで購入したこともあり、安すぎて1台では送料無料にならなかったので、一度に2台購入してみた。

 なお、このシリーズでは、本体色は白でなく赤だが、本体部分の仕様は同じと思われる電気たこ焼き器「TSK-2131」も発売されている。値段はたこ焼きプレートにコストがかかる分か、実売価格は平面プレート「TSK-2131P」や焼肉プレート「TSK-HP31」よりも数百円程度高くなっているようだ。


姉妹品のEUPA「ミニグリル TSK-HP31」。ぶっちゃけプレート形状が違うだけ。こちらは焼肉用 操作部と言えば、この電源スイッチのみ! 温度設定などはなし。気持ちいいほどのシンプルな機能

こちらは焼肉用プレートの「TSK-HP31」の方ですが、本体仕様は同じ。安全対策として温度ヒューズが採用されており192℃に達すると溶断することがわかる 本体背面にはコードを巻き付ける突起がある。また、初期状態では電源プラグの金属部分は安全のためプラスチックカバーがかかっているという、低価格製品ながら細やかな心遣いが光る

焼肉用プレートは、格子や波状ではなく、たくさんの丸い突起がある形状を採用している 左が平面プレートの「TSK-2131P」、右が焼肉プレートの「TSK-HP31」。プレート以外の仕様は同じ。1台選ぶなら汎用性が高く、平面のため汚れの拭き取りが簡単な「TSK-2131P」をおススメ

 実際に使ってみると、消費電力は700Wだが、プレート面積が小さいためか火力も十分のようだ。まずは平面プレートの「TSK-2131P」で焼きそば1人前を焼いてみたが、野菜を入れてもプレートの大きさはちょうどいい程度。ただし、プレートの上で焼きそばや具を混ぜると周囲に野菜がこぼれたりするので、自宅で利用する際にはあらかじめ周りに新聞紙など不要な紙を敷いておいた方が片付けの手間が省けるだろう。

 「TSK-2131P」はフッ素コート加工された平面プレートということもあり、焼きそばを作った程度ではあまり汚れない。後始末はプレートをペーパータオルなどで拭っておけばOKだ。

 次に「TSK-HP31」で焼肉を焼いてみた。温度調節機能はないため、温度が高すぎると感じたら、スイッチをオフにして調節する。カルビを焼いてみたら、いちおう脂がちゃんとプレートの突起の下にたまっており、突起はいちおう役に立っているようなのであった。ただ、醤油ベースのタレを使ったためにこれが焦げ、焼肉プレートでは突起がたくさんあるために、紙でふき取るのが少々面倒だった。フッ素コートしてあっても、やはり凸凹が多いと後の掃除が平面プレートほど簡単ではないので、調理している時に適宜汚れを拭っておいた方がよさそうだ。


まずは平面プレートの「TSK-2131P」で焼きそばを制作。ちょうどいい大きさではあるが、混ぜるともやしが飛び出したりもするので、あらかじめ下に新聞紙を敷いておくことをおすすめ 温度設定機能はないが、とくに支障なく焼きそば完成。ただ、ここまで来てから肉を入れ忘れたことに気が付いた

「TSK-HP31」で肉と野菜を焼いてみる。3回に分けて焼いたが、最後は少しプレートが熱くなりすぎて肉が焦げそうになったので、スイッチを切って温度を調節した 突起の間に油やタレなどが落ちる。たぶん脂も落ちるからヘルシーなんだと思う。拭き取りが少し面倒なので、たくさん焼く場合は合間に汚れを拭き取ったほうがよい。ちなみに丸洗いは不可

 なにしろ値段が安いので正直あまり期待していなかったのだが、実際使ってみた印象は、使う前に考えていたよりもずっと良かった。本体のコンパクトさ、お手軽な価格など、ともかく手頃という印象だ。

 調理家電では、便利で多機能だが、多機能な分パーツが多くて洗ったりしまったりが面倒だったりして、結局だんたん使わなくなるものが多いような気がする。その点、この製品ではささっと拭いてしまうだけなので実に手軽。収納スペースもあまり食わない。電源スイッチが1つあるだけの簡単操作なので、電気製品の扱いが苦手な中高齢者にも向いているかもしれない。

 ただし、前述の通り、本体には蓋が付属していないので、たとえば蒸し焼きにする必要がある餃子や目玉焼きなどの調理にはあまり向かない。また、温度設定ができないことから、一定の低温を保ってきれいな焼き目を付けるホットケーキなど、微妙な温度調節が必要な調理にもあまり向かなそうだ。

 手軽に楽しめるミニグリルは価格も1,000円前後とともかく安いし、1~2人世帯で焼肉などがお好きな方には悪くない選択ではないかと思う。お気に入りのDVDでも観ながら、居間のテーブルで好きなものを好きな味付けで好きなだけ、自分のペースで焼いて食べるのは店では味わえない楽しみだ。

 なお、プレートのタイプをどちらにするかは好みによるだろうが、個人的には幅広く使えて後片付けもラクな平型プレートをお勧めしておきたい。





URL
  ユーパ(燦坤日本電器株式会社)
  http://www.tsannkuen.jp/tkj/jsp/tkj_web/TKJMain.jsp?id=2
  ミニグリル TSK-2131P(平面プレート)製品情報
  http://www.tsannkuen.jp/tkj/jsp/tkj_web/ProdPopWin.jsp?pid=150
  ミニグリル TSK-HP31(焼肉プレート)製品情報
  http://www.tsannkuen.jp/tkj/jsp/tkj_web/ProdPopWin.jsp?pid=399



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2006/11/16 00:06

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