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家電製品ミニレビュー
エレクトロラックス「ergorapid ZB271」

~ハンディクリーナーにもなるスティッククリーナー
Reported by 本誌:伊達 浩二

ergorapido ZB271
 エレクトロラックス(Electrolux)は、スウェーデンに本社がある大手家電メーカーで、国内でも30年以上の実績がある。国内では掃除機や調理家電が中心だが、優れたデザインの製品が多い。

 「ergorapido(エルゴラピード) ZB271」も、その1つで、インテリアショップなどでもよく置かれている。本体色は、パールホワイトとパールグリーン、シルキーレッドだ。ウチのはパールホワイトだが、まさに真珠のような色をしている。

 メーカー希望価格は21,000円で、購入価格は16,800円だった。

 この製品の特徴は、通常のスティッククリーナーの機能を持ちながら、一部をはずしてハンディクリーナーとしても使えるところにある。

 基本的には、充電式のスティッククリーナーなのだが、本体の主要部分がカチャっとはずれる。この部分に、モーターやゴミの収納部分が入っており、スティッククリーナーとして動くのだ。ちょっと合体ロボというか、ノートPCとベースユニットというか、そういう関係だ。

 エレクトロラックスが、こういう形のスティッククリーナーを出すのは、これが初めてではない。以前にも「ZB268X コンビライト」という製品を使っていたことがある。

 だから、ZB271もZB268Xの改良型ぐらいに思っていたのだが、実際に手にしてみると全然別物と言って良いほど進化を遂げていた。

 一言で言えば、ZB268Xは「ハンディクリーナーに広い吸込口と保持用のスティックを付けたもの」だった。また、ACアダプタからの接続ユニットは壁掛け式なっており、壁掛けできない場合にはユニットを本体に手ではめねばならず、えらくやっかいだった覚えがある。また、吸引力もハンディクリーナー相当で、リビングを掃除するには力不足だった。

 ZB271は、これらの不満がすべて解消されている。充電は床置きのベースユニットに載せるだけ、吸引力は充電式とは思えないほど強力だ。吸込口は回転ブラシ付となり、さらに左右に動いて床に接しやすくなっている。床の種別にかかわらず、きちんと掃除しようという意気込みが感じられる。「ハンディクリーナーにもなる、きちんとしたスティッククリーナー」という感じだ。


本体の中央部は取り外しができ、ハンディクリーナーとして使用できる 本体から取り外したところ。このままハンディクリーナーとして使える

 ergorapidoのバッテリは、ニッケル水素で、充電は8~10時間、使用可能時間は約15~20分だ。連続で使える時間は短いので、家全体をまとめて掃除するような用途には向かないが、一部屋をきちんと掃除するには十分だ。

 スティッククリーナーとして使うときは、電源スイッチで吸引力が2段階に切り替えられる。バッテリ駆動時間にはあまり影響しないので、床に合わせて使い分ければ良いだろう。ハンディクリーナーとして使うときは、切換はなく電源ボタンを押している間だけ動作する。

 ゴミは、半透明のカバーの部分に溜まるので、ゴミ捨ての目安になる。捨て方はこの部分を取り出してカバーを開けるだけだ。フィルター類も簡単に取り出せる。ふだんはゴミ箱の縁で軽く叩くだけでだいたいホコリが取れる。

 サイクロン式なので、紙袋が必要ないのはありがたいが、フィルター類をきちんと掃除するときは、ぬるま湯などで洗う必要がある。それもあってか、別にキャニスター型の掃除機があれば、ゴミとフィルターをまとめて掃除するための口も用意されている。掃除機を掃除機で掃除するのも不思議なものだが、アイデアとしては面白い。

 2カ月ほど使ってみて不満点は4つある。1つは、ちょっと重いこと。ZB286Xは約1.2kgだったのに、ZB271は2.5kgもある。前はホウキという感じで、ヒョイっと持って行けたのが、今はヨイショっという感じがあって、フットワークが悪くなった。

 次に、ハンディクリーナーとして取り出す部分がちょっと汚れている場合があること。ここは、スティッククリーナーのゴミが通るノズルでもあるのでしょうがないのだが、テーブルの上に出すのは躊躇してしまうのだ。結局、テーブルの上のゴミはフキンで軽く拭いてしまうことの方が多い。自動車の掃除や隙間の掃除用と考えるべきなのだろう。

 3つめは、このハンディクリーナー用の吸い口に合わせてホースが薄くなっており、シュレッダーの切りくずなどを大量に吸うと詰まることがある。

 4つめは、クリーナー本体をベースユニットにセットしていると、その間ずっと青いLEDが付いていること。インテリアとしてのアイデアかもしれないが、充電中だけならまだしもずっと点きっぱなしなのはもったいないと思ってしまう。

 まぁ、いずれも無いものねだりに近い物で、全体の評価の高さは変わらない。優れたデザインと吸引力の高さから、広く勧められる製品だ。


【動画】スティッククリーナーの状態で掃除をしている様子(WMV形式、約330KB) 【動画】ハンディクリーナーとして使用してみた(WMV形式、約400KB) 【動画】サイクロン式なので、集塵部でゴミが回っている(WMV形式、約100KB)

充電は床置きのベースユニットに立て掛けるだけ ベースユニットに置いている間は青いLEDが点きっぱなしになる
ヘッド部は横方向に曲がる




URL
  エレクトロラックス・ジャパン株式会社
  http://www.electrolux.co.jp/
  製品情報
  http://www.electrolux.co.jp/household/products/zb271/index.html


2006/11/02 00:00

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