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家電製品ミニレビュー
アイテック「ツイスター・スイーパー」

~三角形のボディで隅まで掃除
Reported by 本誌:伊達 浩二

ツイスター・スイーパー
 “電気ホウキ”と呼びたい部類の製品がある。

 一般の掃除機のようにゴミを真空吸引するのではなく、ボディ内のブラシで掻き込むようにして掃除をするタイプの製品だ。真空式よりも、ずっと小さくできるので、ポール(棒)の先に小さなボディが付いたモップのような形をしていることが多い。国産品を見かけたことはなく、海外で普及している分野のようだ。

 自ら“電気ホウキ”という名前を名乗っていたのは、ケルヒャーの「K50」という製品だったが、惜しくも国内販売は終了してしまった。足で踏むスイッチとか、大型のゴミ箱が印象的な商品だったのに残念だ。

 いま、よく見かけるのはTVで通信販売されている「スイブルスイーパー」で、楽天市場などでも多くの店舗が扱っている。

 このタイプの特徴として、排気がないので空気を汚しにくい、本体が小さくバッテリ駆動できるので持ち運びしやすい、などの利点がある。

 逆に欠点としては、壁際にはブラシが届かず掃除しにくいことが上げられる。吸引しないので、ブラシが届く場所しか掃除できないのだ。また、ブラシとモーターの音が大きい、大きめのゴミが吸い込みにくい、などがよく指摘される。

 つまり、キャニスター型と呼ばれる一般的な掃除機の代わりにはならないのだが、手軽に扱えるので、補助的な道具とみれば便利な存在なのだ。

 「ツイスター・スイーパー」は、ある通販業者のカタログの「よりどり3個で1万円」のコーナーで見つけた。ヘッドの部分を三角形にし、それぞれの辺にブラシを配置することで、壁際なども掃除できるという。

 遺憾ながら、そのカタログでは、ほかに2つほしいものが見つけられなかったので、インターネット通販で購入した。購入価格は2,980円だが、送料が630円もかかったので、少し割高になってしまった。取扱説明書によれば、株式会社アイテックというところの製品だった。


ポールの部分は3分割されている
ポールと本体の接合部は円形になっていて、回転する仕組み バッテリは小さく、ポールの途中にある電源スイッチの上にはまる

 到着した箱は、思っていたよりも小さかった。メインユニットは完成しているが、ポールの部分は3分割されている。ポールの強度や感触は、よくあるフローリングワイパーに近く、価格相応な感じだ。

 バッテリの充電器は別になっていて、コンセント直結型だ。バッテリは小さく、ポールの途中にある電源スイッチの上にはまるようになっている。バッテリはニッケル水素で7.2Vの1,500mAh、約12時間充電で、約45分連続使用可能とある。ただし、同じ取扱説明書には「充電時間は10時間です。長く充電しないでください」とある。まぁ、そういう水準の製品だと思えばいい。

 バッテリを充電して、電源を入れてみると、透明なカバーの下で3本のブラシが勢い良く回転する。取扱説明書には75dBとあるように、音もそれなりに大きい。

 三角形のメインユニットをあやつりながら掃除をするのは、それなりに楽しい。ブラシの幅が広いので、掃除が速い。壁際もピッタリとはいかないが、かなり良いところまで肉迫できる。

 ただ、ゴミを掻き込む先は、三角形の真ん中の部分だけで、容量は大きくない。我が家では、2~3日に一度は捨てなければならない。髪をカットしたあとの掃除では、すぐに一杯になってしまい、掃除機に席を譲った。

 また、トイレのように狭い場所では、メインユニットが大きすぎて隙間が掃除できないことがある。

 お勧めの使いかたとしては、チリトリ付のフローリングワイパーとして、ちょっとしたホコリやパン屑を片付けるのが一番向いている。ただし、動作音は大きめなので、夜間に掃除する人は気をつけてほしい。


【動画】実際にゴミを掃除している様子(WMV形式、約340KB) ヘッド部の裏面。掻き込んだゴミがブラシに絡みついている 三角形の角部分にもブラシが付いている

ヘッド部のツマミを挟むとゴミの収納ケースが取れる こちらがゴミの収納ケース。容量は大きくない トイレではメインユニットが大きくて隙間が掃除できないことがある


2006/10/31 00:02

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