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家電製品ミニレビュー |
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～実売3,000円の空気清浄機
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Reported by
本誌：伊達 浩二
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自分の記憶をたどってみると、空気清浄機が登場した頃は、タバコの煙がターゲットで副流煙対策という印象だった。それが、花粉症の流行とともに花粉がターゲットへと変わっていった。今は、除菌や加湿の機能も備え、浄化されたプレミアムな空気を提供するという高級感のある方向に向かっているようだ。したがって、上位機種と下位機異種の価格差がとても大きい分野となっている。 今回紹介するツインバードの「AC-4311」はローエンドに位置する製品だ。機能もシンプルで除菌機能などは備えていない。空気を吸って、フィルタを通して、排気する、という基本機能に徹している。 希望小売価格は4,200円だが、だいたい3,000円前後で販売されている。 本体は290×105×235mm(幅×奥行き×高さ)、約1.5kgと小型で、机の上に置けるサイズだ。適合する部屋の広さは約4.5畳まで。 操作は非常に簡単で電源スイッチしかない。強弱の切換もないので、電源が入っていれば、常に全力で運転する。
電源スイッチをオンにすると、ファンの音がかなり大きいので、誰かがいる部屋でずっと入れっぱなしにすることはお勧めしにくい。そばで会話をするのは難しいほどだ。子供部屋用というよりは、誰かの個室やリビングの一角などで、ときどき電源を入れるという使い方が向いている。 お勧めのできるのは、タバコを吸うときのみ、その脇に置いて、電源スイッチを入れるというやり方だ。そういう意味でも、空気清浄機の原型といえる製品なのかもしれない。 フィルターは3層式で、寿命は約4カ月となっているが、ときどきスイッチを入れるような使い方なら、かなり持つ。ただ、このあたりは喫煙の量にもよるだろう。喫煙用具として使っていると、ボディにもヤニが付着するので、1年ごとに買い換えるという手もあるだろう。 現在は、後継機の「AC-4315GR」という製品に置き換えられつつあるが、フィルタが4層になったぐらいで基本は変わらない。一応、酵素フィルタが追加されて「酵素の力で、フィルター上に捕らえた細菌を殺します。また、カビの増殖を抑制します」となっている。希望小売価格も据え置きで、実売価格もほぼ同じぐらいだ。 空気清浄機の入門機としては、常時使用できない動作音が惜しいところだが、用途を選んで使えば、低価格で有効な道具になる製品だ。手頃な価格なので、タバコ好きな人が試してみるには良い機種だと思う。
■URL ツインバード http://www.twinbird.jp/ 「AC-4311」製品情報 http://www.twinbird.jp/product/ac4311/ 「AC-4315」製品情報 http://www.twinbird.jp/product/ac4315/ 2006/10/11 00:03 - ページの先頭へ-
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