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ツインバード、テレビの放送が聴けるワンセグラジオ

~ワイヤレスで手元スピーカーとして機能

AV-J135

 ツインバード工業は、テレビの音声を聴くことができる小型のスピーカーラジオ「AV-J135」を8月に発売する。希望小売価格は26,250円。

 FM/AMラジオのほか、テレビの音声が入るワンセグラジオの第2弾。高齢者にも使いやすいよう、ボタンや液晶表示を見やすくし、本体背面にも使い方の説明を記載するなど配慮している点が特徴。

 昨年の第1弾の開発のきっかけは、TBSのテレビ番組「がっちりマンデー!!」を見た視聴者からツインバード工業宛に、視聴者から「地デジ化により、以前のようにラジオでテレビを聴けなくなった祖父が淋しそうにしている。ツインバード工業にテレビが聴けるラジオを作っていただきたい」という声が寄せられたことだった。

TBSのテレビ番組「がっちりマンデー!!」の視聴者の声をきっかけに開発された
大きな操作ボタンと視認性の高い液晶を採用
本体背面に使い方をシンプルに記載した

 第2弾となるAJ-V135は、単体でTV音声(ワンセグ)を受信できるが、すでにあるTVの外付けスピーカーとしての機能が強化されている。前モデルの「AV-J125」でケーブルによる有線接続だったのを無線化し、付属の送信機をテレビに取り付けることで、テレビの音声を受信して聴くことができる。これにより耳の遠い高齢者も、テレビ本体の音量を大きくしすぎず、手元で音声を聴くことができる。無線方式は2.4GHz。「30/60/90分」の3段階のOFFタイマーも搭載し、就寝時にも使いやすいという。

 メーカーでは、AV-125は「ラジオ+有線スピーカー」だったのを、AV-135は「ワイヤレススピーカー+ワンセグラジオ」に変わったと説明している。

 本体は小型軽量で、付属のハンドルを持って持ち運べる。本体サイズは約200×80×150mm(幅×奥行き×高さ)。電源は付属のACアダプターか単三形乾電池4本を使用する。

付属の送信機(右)にも繋ぎ方が記載されている
左側の「AV-J125」はスピーカー機能を使う際に有線ケーブルで接続していたが、新製品では無線化した

小林 樹