九州電力、豊前発電所にディーゼル発電設備を設置

 九州電力は18日、豊前火力発電所の敷地内に1,200kW出力のディーゼル発電機3台を設置し、運転を開始した。燃料は軽油。

 通常の火力発電設備に比べ、工事期間の短い緊急設置電源は、東京電力と東北電力で設置が進んでいる。九州電力管内での緊急設置電源の稼働はこれが初めて。

 九州電力は、原子力発電所による発電の比率が高く、7月2日からの節電期間では、10%以上の節電が要請されている。6月には廃止予定だった苅田火力発電所新2号機(37.5万kW)が発電を再開しており、夏期のピーク時に向けて電力供給力の増加が行われている。






(伊達 浩二)

2012年7月19日 12:43