シャープ、片山社長が退任。奥田氏が新社長に就任

 シャープは、現社長の片山幹雄氏が会長職に異動し、海外事業本部長の奥田隆司(おくだ たかし)氏が社長職に就任すると発表した。

 奥田氏は奈良県出身の58歳。名古屋工業大学大学院 工業研究科を卒業後、1978年にシャープに入社。現在は常務執行役員 海外事業統括 兼 海外事業本部長に就いている。4月1日に社長職に就任した後、6月開催の定時株主総会および取締役会の専任決議を経て、代表取締役社長に就任する。シャープでは今回の人事異動の理由として「経営体制変更のため」としている。

 また、片山幹雄代表取締役社長は取締役会長に、町田勝彦代表取締役会長は取締役相談役に、それぞれ異動となる。

 シャープは2011年度の第三四半期業績発表にて、液晶テレビの不振などにより、通期業績目標を純損失2,900億円に下方修正している。

新たに社長職に就任する奥田隆司 現常務執行役員 海外事業統括 兼 海外事業本部長片山現社長は取締役会長に異動となる(写真は2011年8月のJPEA緊急会見時のもの)





(正藤 慶一)

2012年3月14日 16:49