パナソニック、業界No.1の明るさと省エネ性を両立したLED電球

 パナソニックは、明るさと省エネ性がさらに向上したLED電球「EVERLEDS(エバーレッズ)」2機種を11月25日より発売する。E26口金に取り付けられる「一般電球タイプ」2機種で、昼光色相当の「LDA9D-H」と電球色相当の「LDA9L-H」の2機種が用意される。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はいずれも4,500円前後。

LDA9D-HLDA9D-Hの製品パッケージLDA9L-Hの製品パッケージ

 業界No.1の明るさと省エネ性を備えたLED電球。同社によると、LED電球はその性質上、明るさと省エネ性を両立するのが難しいという。一般的にLED電球の省エネ性を向上させるためには、LEDパッケージの温度を下げることが有効であるとされているが、明るさを向上させるためにはパッケージに投入する電力量を増やす必要があり、結果パッケージ内の温度が上がってしまうという問題があった。EVERLEDSでは、これらの問題を解決するためにLEDパッケージ内の温度を下げる独自の放熱技術を搭載する。

 電球とパッケージの接合を緊密にすることで、熱伝導率を高め、パッケージ内の熱を口金方向に逃がす構造を採用するほか、本体表面には放射率が向上する「アルマイト加工」を施した。これらの放熱技術により、明るさと省エネ性を両立。LDA9D-Hの全光束は従来機種の約1.4倍となる825lmを実現、これは業界No.1の明るさ、一般電球60W相当に当たるという。省エネ性では、消費電力9.2W、年間の電気代は約405円とした。定格寿命は、白熱電球の10倍となる40,000時間。

 LDA9D-Hの本体サイズは55×105mm(外形×全長)で、重量は100g。密閉器具にも対応する。調光器では使用できない。

独自の放熱技術を採用LDA9L-Hでは、業界No.1の825lmを実現省エネ性もさらに向上した。上の図は白熱電球との比較




(阿部 夏子)

2010年10月21日 16:52