東芝、10年交換不要「長持ちフィルター」搭載の加湿空気清浄機

 東芝ホームテクノは、10年交換不要のフィルターを搭載した加湿空気清浄機「CAF-KM22X/16X」の2機種を10月1日より発売する。価格はオープンプライス。空気清浄の適用床面積22畳までの「CAF-KM22X」の店頭予想価格は4万円前後、16畳までの「CAF-KM16X」が35,000円前後。

CAF-KM22XCAF-KM16X
本体には3種類のフィルターで構成される「長持ちフィルター」を搭載する

 10年交換不要の「長持ちフィルター」を搭載した加湿空気清浄機。長持ちフィルターは、脱臭・集塵・気化の機能をもつフィルターで、3種類のフィルターで構成されている。「集じんフィルター」と「気化フィルター」の交換目安は10年で、「脱臭フィルター」は水洗いすることで繰り返し使うことができる。

 それぞれのフィルターの特徴は、まず「集じんフィルター」は、アレル物質や菌の活動を抑制する「アレルキャッチャー不織布フィルター」と、0.3μmの微細粒子を99.7%以上捕える「HEPAフィルター」で構成されている。加湿を行なう「気化フィルター」は、目詰まりしにくいロータリー回転式で、繊維を立体的に編みこんだ構造を採用したポリエステル素材を採用。3か月に1回水洗いすることで、10年間使用できる。「洗える脱臭フィルター」は、水洗いにより脱臭力を再生できるという。

 また、同社独自の「ピコイオン」放出機能も備える。ピコイオンとは、微細な水に包まれた、OHラジカルという強い酸化力のある活性酸素のこと。脱臭・除菌効果があるほか、花粉やダニの死がいを抑制する効果があるという。同社では、ピコイオン放出に水を使用するため、季節を問わず安定した放出ができる点が特徴。

 本体機能では、ペット臭やタバコ臭を感知すると自動的に風量を上げて素早く脱臭運転を行なう「高感度ニオイセンサー」機能、エアコンお暖房運転との併用を考えて切タイマーだけでなく入タイマー機能を搭載した「ツインタイマー」機能、室温に合わせて湿度を自動で制御する機能などを備える。

操作部には大型のLED表示パネルを設置する

 使いやすさの点では、本体からワンタッチで取り外しできる「抗菌広口タンク」を搭載するほか、操作部分には、大型のLED表示パネルを設置。

 CAF-KM22Xの本体サイズは399×265×614mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約9.8kg。1時間当たりの加湿能力は約600ml。タンク容量は約3.2L。加湿適用床面積は木造和室の場合で10畳まで、プレハブ洋室では17畳まで。空気清浄運転と加湿運転を合わせた「強」運転をした場合の消費電力は70W、「静音」運転の場合6W。

 下位機種として、ツインタイマー機能などを省略した「CAF-KM16SX」と、ピコイオン放出機能、加湿機能などを省略した「CAF-M16S」も同時発売する。希望小売価格はオープンプライス。店頭予想価格は「CAF-KM16SX」が2万円前後、「CAF-M16S」が13,000円前後。

CAF-KM16SXCAF-M16S




(阿部 夏子)

2010年9月9日 18:13