34年前の三洋製エアコンで発火、使用中止を呼びかけ


 三洋電機は、同社が1976年以前に製造したエアコンについて、室外機の経年劣化によって発火する事故が3件発生したと発表。対象製品のユーザーに対し、使用の中止を呼びかけている。

 事故原因は、長期使用により室外機のファンモーターのコンデンサが絶縁劣化し、内部短絡が発生して火が噴出、周辺の樹脂に延焼したというもの。三洋では、1974年から1976年の間に製造したエアコンについて、今後も同様の事故が発生する恐れがあり、さらに補修部品もなく修理が不可能であることから、ユーザーに対し使用の中止を呼びかけている。

 使用中止の対象となるのは、以下の表の通り。対象台数は65,000台。

使用中止の対象となる品番

対象機種の室外機対象機種の室内機



(正藤 慶一)

2010年5月21日 16:18