パナソニック、電気/ガス/水道の使用量を見える化するシステム


マンション「パークシティ南千里丘」にて採用される「新ECOマネシステム」の概要図
 パナソニック電工は、電気だけでなくガス・水道の使用量も計測し表示する新築住宅向けシステム「(仮称)新ECOマネシステム」の技術開発が完了したと発表。評価試験や実証実験を行なった後、秋の発売を予定している。

 パナソニック電工では、住宅内の電気使用量を把握できるシステム「ライフィニティECOマネシステム」を2007年12月に発売しているが、今回の「新ECOマネシステム」では、ガスと水道の使用量を電気信号に変換し出力する「パルス発信器」を新たに搭載。これにより、電気に加え、ガスと水道の使用量も分かるという。

 計測した電気/ガス/水道の使用量は、専用のコントロールパネルやパソコン、パナソニック製のデジタルテレビで日/月/年ごとに表示が可能。また、省エネ目標に対する達成度も表示できる。家全体のほか、回路別の測定にも対応する。

 パナソニック電工では、住宅内のエネルギー使用量を見える化することで、省エネ意識を高め、増加傾向にある家庭内のCO2排出量の削減に貢献していきたいとしている。

 なお本システムは、大阪府摂津市に2011年3月下旬に竣工するマンション「パークシティ南千里丘」に採用が決定している。



(正藤 慶一)

2010年4月8日 00:00