パナソニック、血圧の変化傾向がグラフでわかる首式血圧計

 パナソニックは、血圧の変化傾向がグラフで確認できる「手くび血圧計 EW-BW50」を4月21日より発売する。希望小売価格はオープンプライス。店頭予想価格は9,500円前後。

「手くび血圧計 EW-BW50」シルバー調ゴールド調使用イメージ

 日々の血圧測定だけではわからない、血圧の変化の傾向をグラフで表す機能を搭載した手首式血圧計。同社によると、これまでの血圧計では、測定値を本体にメモリする機能などはあったものの、測定値の変化傾向についてはパソコンに接続する必要があるなど、血圧計本体だけで管理するのは難しかったという。EW-BW50では、血圧の変化傾向をわかりやすく表示するために、測定値をグラフで表す「トレンドグラフ」機能を新たに搭載した。

血圧測定値が高血圧なのか正常域なのか、色分けされたゾーンで表示する

 トレンドグラフ機能では、毎回の測定値をグラフで表示するほか、過去の測定結果を基にして目的に合わせた6種類の表示切り替えが可能。過去の測定結果は最大270回まで反映され、朝の測定値のみを反映させたもの、夜の測定値のみを反映させたもの、全体を反映させたものなど、目的に合わせて表示切り替えができる。同社では、これらの機能により、特に関心の高い早朝高血圧の早期の発見などに役立つとしている。

過去の測定値を反映したグラフを6通り表示できる

 本体メモリーは2人まで対応し、それぞれ最大270回。

 使い勝手の面では、正確な計測を行なうための「手くび高さセンサー」機能を搭載する。手首式血圧計では、手首を自分の心臓の高さに持ち上げて測定する。手くび高さセンサーでは、あらかじめ本体に、自分の心臓位置と手首の高さを登録しておくことで、毎測定時に正しい測定位置を画面上部のLEDランプが点滅して教えるというもの。

 また、見やすさに配慮して、液晶画面は従来機種の約1.5倍にした。これにより表示文字サイズは従来の9mm幅から13mm幅に拡大された。

自分の心臓の高さと測定位置をランプで知らせる手くび高さセンサー見やすさに配慮して画面の大きさと文字の大きさを大きくした

 本体機能としては、高血圧領域を測定値の点滅で知らせる「血圧サイン」機能、脈間隔の大きな編kなを知らせる「脈間隔変動サイン」機能、測定中に手が動き余分な圧力がかかった事を知らせる「体動サイン」機能などが搭載される。

 本体サイズは830×340×690mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約115g。電源は単四電池2本。アルカリ乾電池を使用した場合の電池寿命は約3カ月(1日3回測定した場合)。本体には専用の収納ケースが付属する。本体カラーはシルバー調とゴールド調。

 下位機種として、メモリー機能が1人分最大270回までの「EW-BW30」と、トレンドグラフ機能が省略された「EW-BW10」が同時発売される。希望小売価格はオープンプライス。店頭予想価格は「EW-BW30」が8,000円前後、「EW-BW10」が5,000円前後。本体カラーは、EW-BW30がシルバー調、ホワイト、ピンク。EW-BW10がホワイト、ピンク、紫、グリーン、シルバー調の5色。

「EW-BW30」シルバー調ピンク「EW-BW10」グリーン




(阿部 夏子)

2010年3月12日 15:21