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シャープ、迷惑電話を自動で着信拒否するデジタルコードレス電話機

デジタルコードレス電話機「JD-AT81CL」

 シャープは、怪しい電話を自動で着信拒否する「デジタルコードレス電話機」を、11月13日に発売する。子機1台の「JD-AT81CL」と2台の「JD-AT81CW」の2機種で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は順に、23,000円前後、33,000円前後(税抜)。

 振り込め詐欺対策に特化した電話機。不審な電話を自動で判別して着信拒否する「迷惑電話フィルタ」を搭載した点が特徴。9月に発売した迷惑電話フィルタ搭載ファクシミリ「fappy(ファッピィ)」の、FAX機能を省略したモデルとなる。

 「迷惑電話フィルタ」は、トビラシステムズが提供するサービス。警察や自治体などに提供された迷惑電話番号の情報をもとに作成したデータベースから、迷惑電話を自動で判別して着信を拒否する。データは電話回線を通じて毎日更新されるため、常に最新の状態を保つことができる。

 サービスの利用料は月額最大400円。毎日アップデートされるデータベースの量によって価格は変動し、平均して月額350円くらいになる見込みだという。利用料は、月々の電話代とともに請求される。また、同サービスを利用するには、ナンバーディスプレイなど発信番号表示サービスとの契約が前提となる。

トビラシステムズが提供する「迷惑電話フィルタ」を搭載
迷惑電話情報は常に最新の状態を保つ

 機能面では、離れて暮らす家族に着信拒否した件数を伝えられる「メール通知機能」や、電話帳に登録していない電話番号から着信があると相手に名乗ってもらうよう促す「自動聞いてから応答」や、自動で警告メッセージを流し、内容を録音する「自動通話録音」などを搭載する。

 親機の本体サイズは、160×212×74mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約664g。消費電力は待機時が約1.3W、最大が約4W。

 コードレス子機のサイズは、48×28×177mm(同)で、約149g。充電時間は約10時間。連続通話時間は約10時間で、待受時間は約160時間。本体カラーはいずれもホワイト系。

西村 夢音