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自動で非常点灯確認をするLED非常用照明器具

 東芝ライテックは、建築基準法に基づく国土交通大臣認定を取得したLED非常用照明器具38機種を、12月15日より順次発売する。希望小売価格は37,500円~141,000円(税抜)。

【専用形】
埋込形
直付形

 評定マークの表示が許されたLED非常用照明器具。建築基準法では、非常用照明器具の光源は「白熱灯」と「蛍光灯」と定めているが、日本照明工業会の非常用照明器具自主評定に合格したため、全38機種が非常用照明器具として認められた。同社では、非常用照明器具のLED化の実現により、施設照明のオールLED化を推進していくという。

 全機種に共通する仕様として、蓄電池の寿命を判断する自己点検機能を搭載。点検スイッチを押すことで、器具が自動で非常点灯確認を行なう。義務づけられている、点検・検査の作業を効率化できる。

点検スイッチを押すと、器具が自動で非常点灯確認を行なう

 「専用形」は、従来の「小形ミニハロゲン非常灯 埋込形」と比較し、器具の埋込高を約41%低減。天井裏の空調ダクトや梁など、天井の構造物との干渉を減らした。器具の設置方法に、ワンタッチで取り付けられる「取り付けバネ方式」を採用することにより、施工性を高めた。

埋込高を約41%低減することにより、天井の構造物との干渉を減らした

 点灯時以外でも24時間充電する。従来の光源から、LED非常用照明器具に交換することで、充電時の消費電力を約67%削減した。また、通常点灯と非常点灯のどちらにも対応する「直管形LEDベースライト 非常用照明器具(併用形)」では、通常点灯時の省エネや、長寿命化を実現。取り替え回数やメンテナンス費用を削減できるという。

【併用形】
センサー付き階段灯
埋込開放器具
逆富士器具

中野 信二