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黄ばみ汚れがすっきり落ちる「約40℃つけおきコース」搭載のドラム式洗濯乾燥機
(2014/8/29 13:34)
パナソニックは、黄ばみ汚れがすっきり落ちる「約40℃つけおきコース」搭載のドラム式洗濯乾燥機「NA-VX9500L/R」を9月25日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は34万円前後(税抜)。左開きと右開きのモデルが用意される。
省エネ性に優れたヒートポンプを搭載した高級ドラム式洗濯乾燥機。新モデルでは、洗浄力と乾燥時間に着目して開発を進めた。
まず洗浄力については、昨年より搭載して好評だった「温水機能」をさらに進化させた。温水機能は、水温が低い冬場の洗濯時や皮脂汚れの洗浄に効果があるとして搭載した機能だが、新モデルでは、頑固な汚れを落とす時に家庭で行なう「つけおき洗い」に着目。つけおき洗いと温水機能を組み合わせた「約40℃つけおきコース」を新たに搭載した。
高濃度の洗剤液を洗剤中の酵素が活性化する約40℃までヒーターで温めて、約420分かけてじっくり洗浄することで、繊維に染みついた黄ばみ汚れまですっきり落とすことができるという。つけおきコースでは、約360分つけおきし、その後、脱水、すすぎを行なう。水温の低下を感知する度にヒーターが起動して、40℃の水温を維持。水温は約40℃と低めなので、色移りが気になる色・柄物や皮脂汚れが気になる枕カバーやシーツなどにも有効だという。
また従来より搭載しているジェット風による風圧で洗剤を泡立ててから、シャワーで衣類に泡を浸透させる「ジェットバブルシステム」も進化した。洗剤の泡立てに水圧を使うことで、泡の量が従来の2倍となり、泡とシャワーを同時に洗濯槽に投入することで、厚手の衣類にも泡が素早く浸透し、汚れを溶かして落とすという。
乾燥時間については、ドラム式洗濯乾燥機のユーザーで不満として挙がる「乾燥時間の長さ」を解消するために、6kg洗濯~乾燥の所要時間を約98分とした。これは業界No.1のスピードにあたる。パナソニックのドラム式洗濯乾燥機では、空気中の熱エネルギーを取り込んで除湿乾燥するヒートポンプ式を採用しており、新モデルでは、衣類乾燥開始時にヒートポンプのコンプレッサーを高速回転して、一気に温度を約60℃まで上げることで、温める時間を短縮し、その後は回転を制御しながら乾燥させる。1回6kgの洗濯~乾燥工程の消費電力量は890Whで、電気代は約25円。
なお、ジェット風を当てて、衣類のシワを抑えながら乾燥する「ジェット乾燥」機能をおまかせコースに標準搭載しており、乾燥仕上がりも向上しているという。
そのほか、自動で節電、節水する「エコナビ」機能、洗浄のたびにドラムの槽内を洗い流す「自動槽洗浄機能」、迷わず操作できる「カラータッチパネル」、独自のナノイーイオンによる除菌、消臭機能などを従来機より継承する。
本体サイズは639×722×1,021mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は77kg。本体カラーはクリスタルホワイト。
カラータッチパネル液晶、ナノイー機能などを省略した下位機種「NA-VX8500L/R」も同時発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は30万円前後(税抜)。本体カラーはクリスタルホワイトとノーブルシャンパン。