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スマホで遠隔操作できる東芝のエコキュート

東芝エコキュートESTIA「フルオートプレミアムタイプ」

 東芝キヤリアは、業界トップクラスの年間給湯保温効率(JIS)3.5を実現した東芝エコキュートESTIA「フルオートプレミアムタイプ」(貯湯容量460L/370L)を5月より発売する。

 断熱材の強化や独自の配管システムを搭載した「貯湯ユニット」と、設計を見直し性能を向上させた新型のCO2ロータリーコンプレッサー搭載の「ヒートポンプユニット」により、貯湯容量460Lタイプにおいて業界トップクラスの年間給湯保温効率(JIS)3.5を達成したエコキュート。プレミアムタイプだけの新たなHEMSサービスを採用する。

 貯湯ユニットは、タンク上部の放熱を抑える断熱材の強化により、従来機種より約8%放熱ロスを改善。夜間沸き上げ時の膨張水を温度が低い状態から排水することで沸かしたお湯を無駄なく貯め、さらにタンク内で冷めたお湯を素早く再沸き上げする独自のシステムを搭載する。

 新たなHEMSサービスは、東芝のホームITシステム「FEMINITY(フェミニティ)」を利用したもの。経産省のHEMS推奨規格である「ECHONET Lite(エコーネットライト)」に対応するオプションのアダプターを、FEMINITYに接続してエコキュートを天気予報に連携させ、太陽光発電システムを有効活用するモード設定が可能。

 スマートフォンでの遠隔操作に対応するほか、電力のピーク情報を元に昼間の沸き増し運転をセーブする「節電サポート」や、もしもの時にメールで通知する機能「故障サポート」「見守りサポート」を備える。

 また、従来機種より搭載する機能、サービスをプレミアムタイプにも採用。除菌・防臭効果がある「銀イオンの湯」やエコチャレンジ機能を備える「光タッチリモコン」を搭載。5年間の製品保証もつく。

 なおこの製品は、1月28日から31日までの期間、東京ビッグサイトで開催される「HVAC&R JAPAN 2014」に出展される。

中野 信二