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ダイキン、除湿と加湿を自動切り替え運転する空気清浄機「クリアフォースZ」

~コンプレッサー式除湿で電気代を6割削減

 ダイキン工業は、除湿と加湿を自動で切り替える自動湿度コントロール機能を持った空気清浄機「クリアフォースZ MCZ780P-W」を10月2日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は128,000円。

クリアフォースZ MCZ780P-W
水タンクを加湿用と除湿用に分離したので、いつでも切り替えできる

 空気清浄と合わせて、除湿機能と加湿機能を持っており、部屋の状況に応じて湿度を自動でコントロールするのが特徴。従来のクリアフォースでは、除湿した水を溜めるタンクと、加湿するための水のタンクが共通で、除湿と加湿を切り換えるためには、いったん運転を停止してタンクの水を交換する必要があった。

 今回の製品では、加湿タンクと除湿タンクを分離した2タンク構造とすることで、除湿と加湿の切り換えが自動的に行なわれる。

 また、除湿方式が、従来のデシカント式からコンプレッサー式(ヒートポンプ)に変更された。これにより、1時間当たりの消費電力が従来機種より約60%削減された。また、最大除湿量が8.0L/日(50Hz)、9.0L/日(60Hz)と、従来よりも約60%増加した。なお、加湿方式は従来通り気化式を採用している。

 空気清浄機としても「当社空気清浄機の最高級モデル」と位置づけており、同社の空気清浄機能が集約された。

 空気清浄機本体内で匂いなどを分解する「ストリーマ」と、本体外に放出する「アクティブプラズマイオン」を組み合わせた「ダブル方式」の採用を始め、吸引したホコリや花粉を帯電させてフィルターに吸着させる「電気集塵方式」、7平方m/分の大風量などを特徴とする。

 さらに、エアコンと併用することで室内の温度ムラを抑える「きれいサーキュレーター」機能や、部屋干し時に運転音を抑える「おやすみランドリー」などの機能が搭載される。PM2.5への対応は、0.1~2.5μmの粒子を99%除去(約8畳の密閉空間)としている。

 本体サイズは、415×340×690mm(幅×奥行き×高さ)。空気清浄時の適用床面積は31畳、加湿+空気清浄時は18畳(プレハブ)、除湿+空気清浄時は19畳。

【お詫びと訂正】初出時に、本体サイズの記述を誤っておりました。お詫びして訂正させていただきます。

伊達 浩二