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テラテクノス、残留農薬を除去する野菜洗浄機「ベジタブル クリーンバー」

~超音波とオゾンで野菜を洗浄

ベジタブル クリーンバー

 テラテクノスは、野菜や果物に付着した残留農薬やPM2.5(微小粒子状物質)などの有害物質を洗浄するハンディ型野菜洗浄機「ベジタブル クリーンバー」を6月17日に発売する。価格は29.400円。Web直販のほか、販売代理店を募集する。

 ベジタブル クリーンバーは、韓国アバン社が製造する家庭用の野菜洗浄機。水中に浸けた野菜や果実から、超音波振動により残留農薬やPM2.5を落とし、オゾンの酸化力で除菌する。

 テラテクノスでは、2011年から、超音波とオゾンを使う野菜洗浄機「くりん棒」を販売してきたが、ベジタブル クリーンバーは、その後継機にあたる。

 くりん棒では、土や砂などを洗い流すことをを主目的としてきたが、市場ニーズは、より微細な有害物質の除去にあると判断した。テラテクノスでは、超音波の特性を研究し、周波数を高くすることで微粒子の除去効果が高まることを突き止めたという。この研究を元に、kHz単位だったくりん棒の超音波を、ベジタブル クリーンバーではMHz域に上げることで、残留農薬やPM2.5の除去能力を高めた。

使用例。ボウルなどに野菜と水を入れて洗浄する
オルトフェニルフェノール(OPP)の除去効果。流水だと10%のところを70%除去できたという

 一例として、防カビ剤として輸入オレンジに使用されているオルトフェニルフェノール(OPP)の除去効果は、くりん棒の約2倍、流水の約7倍あるとしている。また、水中に噴出させるオゾンによって、大腸菌を99.9%、ブドウ球菌を99.9%除去するとしている。

 本体サイズは、315×91×54.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は600g。電源は付属のACアダプター。バッテリー駆動時間は、3分間の使用を1日3回行なうという前提で、約1週間としている。

伊達 浩二