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パナソニック、可動式の「ラクラクハンドル」採用の紙パック式掃除機

 パナソニックは、本体のハンドルを改良して持ち運びやすくなった紙パック式掃除機「MC-PA330GX」を6月15日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は65,000円前後。

MC-PA330GX プレシャスレッド
クリスタルシルバー
可動式のラクラクハンドル

 同社の紙パック式掃除機の最上位モデル。本体の持ち手に持ち運び時の安定性を高める「ラクラクハンドル」を搭載した点が特徴。ラクラクハンドルは、本体を持ち上げた時にハンドルの位置が変わる可動式のハンドル。従来のハンドルに比べてバランスが良く、持ち運び時の負担が減ったという。

 従来のハンドルは固定式で、本体の重心や延長管を本体にセットした際に、持ち上げた時のバランスが不安定になり、本体が大きく傾いて持ちにくいという課題があった。

 また、延長管を本体にセットする「スタンド収納」の位置を、本体背面から側面へ移動。これにより、持ち上げ時の本体の傾き角度が従来品で約50度であったのに対し、新製品は約10度に改善した。ハンドル、本体重心、スタンド収納位置が直線上にあることで、本体バランスが安定し、持ち運びやすくなったという。同社では、階段での持ち運びや、部屋の移動、収納時や取り出し時に便利としている。

本体を持ち上げた時のバランスが従来よりアップした

 さらに、収納時の省スペース化にも配慮した。スタンド位置を本体背面から側面へ移動したことで、収納幅は従来の286mmから250mmへとスリム化。スティック型の掃除機と同じ収納幅になったという。

 このほか従来モデルからの変更点として、親ノズルだけでなく、子ノズルにも「LEDナビライト」を搭載した。LEDナビライトは、狭いすき間や暗い場所をライトで照らして掃除できるというもの。

親ノズルだけでなく、子ノズルにもLEDを搭載

 省エネ面では、掃除中にノズルを浮かせると3秒で運転を停止する「アイドリングオフ」機能や、ハウスダストの量や床面の種類に合わせて運転を自動制御する「エコナビ」機能を搭載している。

 衛生面では、排気と部屋の空気をきれいにするという同社独自のイオン技術「ナノイー」機能を搭載している。

 本体サイズは264×383×219mm(幅×奥行き×高さ)。本体重量は4.1kg。吸込仕事率は最大600W。運転音は最大57dB。カラーはプレシャスレッドとクリスタルシルバー。

 下位モデルとして、ナノイー機能を省略した「MC-PA33G」と、ナノイー機能とハウスダスト発見センサーを省略した「MC-PA23G」の2機種も発売する。価格はいずれもオープンプライス。店頭予想価格は順に55,000円前後、45,000円前後。

小林 樹