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東芝、コンプレッサー式とデシカント式のピコイオン搭載除湿乾燥機

~上位機種では送風範囲を拡大

 東芝ホームアプライアンスは、コンプレッサー式とデシカント式の除湿乾燥機5機種を4月12日に発売する。上位機種には同社独自の微粒子イオン「ピコイオン」を搭載する。価格はすべてオープンプライス。

上下120度/左右100度に風が広がるコンプレッサー式

RAD-CR100X

 コンプレッサー式は3機種。店頭予想価格は、「RAD-CR100X」が45,000円前後、「RAD-CR80X」が40,000円前後、「RAD-R63」が25,000円前後。

 上位機種のRAD-CR100Xは、新たに、「ダブルウイングルーバー」と「左右ルーバー」の2種類のルーバーを搭載し、最大で上下120度、左右100度まで送風範囲を拡大した。洗濯物の量や干す位置に合わせて、「上方向」「前方向」「下方向」「スポット」「ワイド」の5方向に送風できる。

 部屋の温度と湿度のダブルセンサーを搭載しており、乾燥時間を予測し、乾いた頃に運転を自動停止するオートストップ機能を備える。また、ダブルセンサーにより、除湿と送風運転を自動的に切換える「ecoモード」も搭載している。

 吸気側のフィルターには、通常のエアフィルターのほか、「強力脱臭フィルター」を搭載しており、部屋の臭いを抑制する。

 さらに、ピコイオンの搭載により、部屋干しの臭いを抑制できるとしている。ピコイオンは除湿時だけではなく、単独でも動作する。

 1日当たりの除湿能力は9.0/10.0L(50/60Hz)。除湿の目安は木造が11畳/13畳(同)、コンクリートが23/25畳。

 本体サイズは365×205×555mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約12.3kg。排水タンク容量は約3L。消費電力は252/292W(同)

RAD-CR80X
RAD-R63

 RAD-CR80Xは、同等の機能で除湿能力を7.1/8.0L(同)に抑えた中位機種。除湿の目安は、木造9/10畳(同)、コンクリート18/20畳。

 RAD-R63は、左右ルーバーやピコイオンを省略し、除湿能力を5.6/6.3Lに抑えた下位機種。除湿の目安は、木造7/8畳(同)、コンクリート14/16畳。

デシカント式にもピコイオンを搭載

RAD-DR70X
RAD-DR70

 デシカント式は2機種が発売される。店頭予想価格は、「RAD-DR70X」が30,000円前後、「RAD-DR70」が25,000円前後。

 上位機種のRAD-DR70Xの1日当たりの除湿能力は7.0L。除湿の目安は木造が9畳、コンクリートが18畳。オートルーバーを搭載し、風向きを上/下/広角の3通りが選べる。

 独自の微粒子イオン「ピコイオン」の搭載により、部屋干しの臭いを抑制できるとしている。

 除湿を自動停止するオートストップ機能や、除湿と送風運転を自動で切り替えるecoモード、運転音を下げる静音モードも搭載している。

 本体サイズは340×190×495mm(同)、重量は約7.0kg。排水タンク容量は約2.5L。

 下位機種のRAD-DR70は、ピコイオンを省略した。

伊達 浩二