日立、“業界初”の広配光で100W相当のLED電球

~低消費電力で40/60W用器具にも対応
一般電球形(E26口金)広配光タイプ

 日立アプライアンスは、昼光色で白熱電球100W相当の明るさのLED電球「一般電球形(E26口金)広配光タイプ」を7月13日より発売する。昼光色相当の「LDA15D-G」と電球色相当の「LDA15L-G」で、価格はオープンプライス。市場想定価格はいずれも5,900円前後。

 E26口金のLED電球。明るさを高め、白熱電球と同じように光を広げる点が特徴。明るさを向上させるために、従来機種より放熱面積が約1.3倍広い「スリット構造ボディ」を採用し、高効率LEDモジュールの熱を逃しやすくした。これにより、昼光色相当の「LDA15D-G」では白熱電球100W形、電球色相当の「LDA15L-G」では80W形と同程度の明るさが得られる。リビングなど、明るい光が必要な場所に適しているという。

 白熱電球のような光を実現するためには、光を広く拡散させ、光ムラを抑える「光拡散カバー」を採用した。さらに、スリット構造ボディの隙間から、口金方向にも光を広げる。口金方向も明るく、同社ではペンダントやブラケットにも使えるとしている。

放熱効果の高いスリット構造ボディ。光を広げる効果もある光のムラを抑えて広げる光拡散カバー

 省エネ性の面では、白熱電球100W形と比べた場合、消費電力は約6分の1に当たる15Wに抑えた。消費電力が少なく、白熱電球60W形や40W形対応の器具にも使用できる。

 本体サイズは60×123mm(直径×高さ)。重量は145g。密閉型器具に対応し、浴室でも使用可能。定格寿命は40,000時間。全光束は昼光色タイプが1,520lm、電球色タイプが1,160lm。






(小林 樹)

2012年6月19日 12:44