三菱、軽量化で操作が楽になった紙パック式掃除機「Be-K」

 三菱電機は、軽量タイプの紙パック式掃除機「Be-K(ビケイ) TC-FXB8P」を5月1日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は3万円前後。

 Be-Kシリーズは、コンパクトで軽い使い勝手に注力した紙パック式掃除機。新製品では、本体重量を従来より約100g軽量化したほか、使い勝手を向上させるため、付属のホースやヘッドなどのアタッチメントも軽量化している点が特徴。

Be-K(ビケイ) TC-FXB8P本体正面本体側面。立てたところ

 同社によると従来のBe-Kは、本体が軽い分、アタッチメントやヘッド部分が普通よりも大きく、重く感じる人が多かったという。新モデルのTC-FXB8Pでは、本体だけでなく、ホースやパイプ、ヘッド部の大きさや重量を徹底的に見直した。

 素材や直径サイズ、厚さなどを改良することで、ジャバラホースとホース部は約70g、ホースは約40g、パイプは60g、従来より軽くなった。自走式の「かるスマパワーブラシ」は、内部の構造を改良することで、従来より約20g軽量化している。本体にホースやパイプ、ヘッドを加えた総重量は4.3kgで、従来より360g軽減している。

ジャバラホースは厚さを従来より薄くして、約70g軽くなっている。写真手前が従来機種、奥が新機種パイプの径を小さくしたほか、素材も薄くしている。左が従来機種、右が現行機種ヘッドのサイズも従来より小さくした。左が従来機種、右が現行機種

 これらの改良により、手元にかかる操作力(本体、ブラシ、パイプ、ホースを持ち上げた時に手元にかかる重さ)は従来より約40%軽減され、さらに使いやすくなったという。

操作力の違いを見る実験。ヘッドとパイプ部を接続した状態で、手元グリップにバスケットを装着。そのバスケットの中にペットボトルを入れて、操作に必要な力を見る新モデルはペットボトル2本を入れた時点でヘッド部分が浮いた従来機種は、ペットボトル3本入れてもヘッド部分は浮かなかった

 そのほか、使い勝手の面では、手首に負担をかけにくい「かるスマグリップ」を新たに採用する。また、紙パック装着時を簡単にできるように、内部のパーツを色分けしている。集塵容量は1.3L。

手元に負担がかかりにくい「かるスマグリップ」を新たに採用する本体上部のフタを開けたところ紙パック装着部分の部品は、わかりやすように色分けされている

 排気対策としては、1μm以上の微細なハウスダストを約99%以上補じんする5層構造のフィルターシステムを採用。

 本体サイズは218×354×223mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は2.8kg。本体カラーはメタリックブルーと、メタリックレッド。

左からTC-FXB7P、TC-FXB5J

 下位機種として、ヘッドブラシに自走式でないパワーブラシを搭載した「TC-FXB7P」と、ブラシがタービン式の「TC-FXB5J」を同時発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格はTC-FXB7Pが25,000円前後、TC-FXB5Jが2万円前後。TC-FXB7Pの本体カラーはブルー、TC-FXB5Jがライトブルー。

 なお、サイクロン式の「TC-EXB8J」も同時発売する。効率ファンモーターを搭載することで、サイクロン式でありながら、本体重量を3kgとした点が特徴。パイプやホースも従
来機種より軽量化されている。

 集塵容量は0.6L。ダストカップにあらかじめティッシュを装着しておくことで、微細なホコリの付着を防ぐ「ティッシュでガード」機能を搭載する。ヘッドブラシは、タービン式の「かるスマタービンブラシ」を採用。

 本体サイズは218×354×226mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は3kg。本体カラーはメタリックブルー。価格はオープンプライス。店頭予想価格は25,000円前後。

TC-EXB8Jホースやパイプを装着したところ本体側面
フタを開けたところ集塵容量0.6Lのダストボックス。水洗いに対応する





(阿部 夏子)

2012年4月18日 00:00