ネスプレッソ、本格機能とサイズを両立したエスプレッソマシーン「LATTISSIMA+」
ネスプレッソは、機能性とコンパクトさを両立したエスプレッソマシーン「LATTISSIMA+(ラティシマプラス)」を、4月16日より発売する。希望小売価格は29,800円。
専用のカプセルを用いて、エスプレッソ、カフェラテなどを抽出できるエスプレッソマシーン。LATTISSIMA+では、本体サイズをコンパクトにしただけでなく、フォームミルク機能を搭載するなど、機能性も充実している点が特徴。
LATTISSIMA+ | 本体上部 | 本体側面 |
抽出には専用のカプセルを用いる | 本体背面に給水タンクが備えられる |
同社によると、日本は世界に比べても、ミルクを使ったコーヒーレシピを好む傾向が強く、エスプレッソをストレートではなく、カフェラテやカプチーノで楽しむ人が約65%に上るという。これらの傾向を受けて、最近は国内でもフォームミルク機能を使った製品が相次いでいるが、フレッシュミルクを用いていなかったり、ミルクの泡立てを自分で調節しなければいけない製品が主流だったという。
一方、ネスプレッソでは、フォームミルク機能を備えた本格的な製品を扱っていたが、本体サイズがやや大きめであったり、高価格なものが中心だった。これらの背景を受けて、新製品のLATTISSIMA+では、本格的な機能、コンパクト性、購入しやすい価格帯を目指したという。
本体で抽出できるのは、「エスプレッソ」、「ルンゴ(エスプレッソより抽出量が多いもの。エスプレッソの抽出量は40cc程度だが、それを100~110cc程度まで“長め”に抽出したものを指す)」、エスプレッソにフォームミルクを加えた「カプチーノ」、カプチーノよりもミルクの量が多い「カフェラテ」の4種類。それぞれ専用の抽出ボタンが用意され、ワンタッチで抽出できるようになっている。
いずれもネスプレッソが展開している専用のカプセルを用いて抽出する。専用カプセルは16種類が用意され、いずれも風味や特徴が異なっている。
本体上部にはそれぞれの専用抽出ボタンが備えられている | 抽出時は本体上部にカプセルをセットする | 本体上部のフタを閉めたら、後は抽出ボタンを押すだけ |
エスプレッソを抽出しているところ | 専用カプセルは16種類にも及ぶ | それぞれ風味や特徴が異なるため、気分や好みで味を変えられるという |
フォームミルクを用いたレシピを作る際は、本体とは別の専用ケースを本体に装着する。フォームミルクの温度は約60℃で、コーヒーとの調和を高めるために泡の密度やきめ細かさにもこだわったという。専用ケースの上部には泡のキメの細かさを調節できるダイヤルも備える。
フォームミルクケースは、いずれも水洗いに対応し、食器洗い乾燥機での洗浄も可能。ノズル内部を高温の蒸気で洗浄する専用の「CLEAN」ボタンも備える。
カフェラテやカプチーノなどミルクレシピを作る際は、本体とは別の専用ケースをセットする | カプセルをセットしたら、あとは上部の抽出ボタンを押すだけ | 最初にフォームミルクが注がれる |
そのあと。エスプレッソが自動的に抽出される。写真はカプチーノをつくった場合 | フォームミルクケースの上部には泡のキメの細かさを調節できるダイヤルを備える | フォームミルクのキメの細かさや泡の密度、抽出温度にこだわったという |
本体デザインは「シンプルさとモダンさを兼ね備えた」スクエアデザインで、シルキーホワイト、アイスシルバー、パッションレッド、ミッドナイトブルーの4色を用意する。エスプレッソ用のデミタスカップだけでなく、カフェラテを入れる時に便利なトールグラスにも対応するよう、抽出口下の受け皿は取り外し可能になっている。
シルキーホワイト | ミッドナイトブルー | パッションレッド |
アイスシルバー | 抽出口下の受け皿を外すことで、背の高いトールグラスにも対応する |
そのほか、便利な機能として、抽出量を自動で調整する「オートストップ機能」、あらかじめ時間設定しておくことで、自動で電源が切れる「パワーセーブ機能」を備える。パワーセーブ機能では、9分/30分/8時間のいずれかから時間を選択する。
本体サイズは、167×319×253mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約4.5kg。抽出時の圧力は最大19気圧。抽出準備時間は約40秒で、消費電力は1,300W。
マーケティングマネジャー 市川貴幸氏 |
ネスレネスプレッソ マーケティングマネジャー 市川貴幸氏は、今回の製品について「コンパクト、低価格でありながら、本格的な機能を備えた非常にお得感のある製品。特にフォームミルクの質にはこだわっている」と話した。なお、ネスプレッソでは4月16日から6月5日まで製品購入キャンペーンを実施。期間中に同社の製品を購入すると、専用カプセル40個がもれなくプレゼントされるという。
(阿部 夏子)
2012年3月14日 14:33