シャープ、風量アップで衣類乾燥時間を短縮したプラズマクラスター除湿機

CV-B100-W

 シャープは、吹き出し口を大型化することで乾燥スピードを早めた除湿機「CV-B100-W」を、3月10日に発売した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は45,000円前後。

 最大25畳までの部屋で使えるコンプレッサー式の除湿機。同社独自の除菌・脱臭技術「高濃度プラズマクラスターイオン」の放出機能を搭載しており、洗濯物の部屋干し特有の嫌なニオイを低減する効果があるという。また、スーツやコートなど洗いにくい衣類にプラズマクラスターイオンを放出することで、一晩でニオイを脱臭する「スポット衣類消臭」機能も備える。さらに、カーテンやソファに染み付いたタバコのニオイや、浮遊カビ菌・付着カビ菌の増殖を抑制する効果もあるという。

 新製品では、風の吹き出し口となる「ワイドスイングルーバー」を従来よりも大型化し、風量をアップ。高濃度プラズマクラスターの風をより効果的に送ることで、乾燥スピード、脱臭スピードが向上したという。衣類乾燥時間の目安は80分。ルーバーは上下120度のオートスイング機能も備えている。

 また、プラズマクラスターの単独運転も利用可能。単独運転では、コンプレッサーを停止させたまま高濃度プラズマクラスターイオンを放出する。

 このほか、人の周りだけに冷風を届ける「スポット冷風」機能も搭載。室温27℃、湿度60%の場合、室温より9~11℃低い冷風を送る。

 本体サイズは372×235×560mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約12.8kg。1日の除湿能力は最高10Lで、除湿可能面積は50Hz地域で11~23畳、60Hz地域で13~25畳。室温27℃時の消費電力は、50Hz地域で250W、60Hz地域で290W。高濃度プラズマクラスターイオンの濃度は1立方cm当たり7,000個で、適用床面積は14畳。運転音は強モードで47dB、弱モードで37dB。排水タンク容量は1.8L。本体カラーはホワイト。






(正藤 慶一)

2012年3月14日 14:03