LG、“手洗いを限りなく再現した”全自動洗濯機

 LGエレクトロニクスは、6種類の洗浄方法を搭載した簡易乾燥機能付き全自動洗濯機「WF-D70W/D80W」を3月上旬より発売する。価格はオープンプライス。容量7kgの「WF-D70W」と容量8kgの「WF-D80W」の2機種で、店頭予想価格はいずれも4万円前後。

「WF-D70W」ホワイトメタリックシルバー

 2.5kgまでの簡易乾燥機能を搭載した全自動洗濯機。洗濯槽の動きと注水方法を組み合わせた6種類の洗浄方法を搭載し、衣類の素材や汚れ具合などに応じて最適な洗浄方法を組み合わせる点が特徴。

 洗浄方法は、水を衣類にたたきつけることで、汚れを落とす「たたき洗い」、洗濯槽が回転・反転を繰り返すことで衣類同士をもみ合わせる「もみ洗い」、洗濯槽が回転する遠心力を使って衣類を洗濯槽に押しつけて洗う「押し洗い」、回転数を落として回転・反転することで、からみついた衣類をほぐして洗う「ゆらし洗い」、水流を下から上に送り込むことで、衣類を手でこするように洗う「こすり洗い」、モーターの動きを最小限にして、衣類同士の摩擦を抑えて洗う「おどり洗い」の6種類。選択したコースに応じて洗浄方法が組み合わされる。同社では、「手洗いで洗濯するときの優しさや丁寧さを再現した」としている。

「手洗いに限りなく近づける」ために、本体には6種類の洗浄方法を搭載する

 本体に搭載しているコースは、標準/ウール/おいそぎ/しっかり/ナイトコース/パワーすすぎのほか、工程時間などを自分で調節できる「わたしコース」、洗濯槽を掃除する「槽洗浄」の8つ。運転時間は標準コースで39~58分、おいそぎコースが21~25分。

 また、水温と洗剤量を検知して、洗剤濃度を自動で調整する「アイ・センサー」を搭載する。標準コースとパワーすすぎコースを選択した起動する機能で、洗剤濃度を調整することで、衣類の洗剤残りやすすぎ過ぎを防ぐという。

コースによって最適な洗浄方法を組み合わせる水温と洗剤量を検知して、洗剤濃度を自動で調整する「アイ・センサー」を搭載する

 モーターは、回転数を変化させ、高効率の制御運転が可能な「DD(ダイレクトドライブ)インバーターモーター」を搭載。運転音を抑えながらも、パワフルな運転が可能だという。洗濯時の運転音は38dB、脱水時は44dB。

槽内に水を貯めた状態で高速回転し、洗濯槽の裏側まで掃除する「槽洗浄コース」を搭載する

 お手入れ面では、洗濯槽の裏側まで掃除できる「槽洗浄コース」を搭載。槽内に水を貯めた状態で、高速回転することで、大きな渦巻きをつくり、槽内に付着した黒カビなどを除去するという。

 そのほか、脱水後の洗濯槽の中に風を送ることで、衣類の乾燥時間を短縮する「風乾燥」機能も備える。脱水のみの時に比べ、除湿率は22%向上するという。容量は2.5kgまで。

 WF-D70Wの本体サイズは540×583×935mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は38.5kg。標準使用水量は98L。消費電力は550/500W(50/60Hz)で、消費電力量は120Wh。本体カラーはホワイトとメタリックシルバー。






(阿部 夏子)

2012年2月28日 16:24