ティファール、カフェポッドを用いた1杯抽出タイプのコーヒーメーカー

~京都・小川珈琲と共同開発したオリジナルブレンドも
「ダイレクトサーブ CW1008JP」左からレッド、ブラック

 ティファールは、1杯抽出タイプのコーヒーメーカー「ダイレクトサーブ CW1008JP」を発売する。希望小売価格は14,800円。

 カフェポッドを使った1杯抽出タイプのコーヒーメーカー。ダイレクトサーブは、ティファールが日本市場において発売する初めてのコーヒーメーカーとなる。同社では、製品の発売に当たって、ユーザーの不満点などを徹底的に調査・分析した。その結果、ユーザーの多くは、コーヒー抽出時に時間がかかること、味にムラが出ること、後片付けに手間がかかることに対して不満を抱いていることが判明したという。

 ダイレクトサーブではこれらの問題を解決するために、様々な工夫を凝らしている。まず、抽出時間については、1杯抽出タイプとすることで、約60秒を実現。操作ボタンは1つのみで予備加熱なども必要ないという。本体背面にある給水タンクにあらかじめ水を入れておくことで、事前の準備も必要なく、好きなタイミングでコーヒーを楽しめるとしている。

事前の調査により、早さ、味、お手入れのしやすさに重点を置いた製品を目指したという製品本体本体背面の給水タンク
給水口コーヒーの抽出ボタン。操作中はグリーンに光る抽出中の様子

 味の問題は、カフェポッドを使うことで解決した。カフェポッドとは1杯分のコーヒーをフィルターポッドに詰めたもので、個別包装のため豆の酸化を防ぐことができるほか、サイズが世界共通のため、手軽に色々なコーヒーを楽しめる点が特徴。カフェなどでも多く採用されているシステムで、家庭でも手軽に本格的なコーヒーの味を楽しめるという。

1杯分のコーヒーをフィルターポッドに詰めたカフェポッド抽出時は、まず本体にカフェポッドを固定するその後、カフェポッドを固定するためのスイッチを入れる

 後片付けについては、抽出後のカフェポッドの液だれを防ぐ「カフェポッドドライ機能」を搭載した。抽出後のカフェポッドを乾燥させることで、滴を軽減するもので、簡単かつ衛生的に後片付けができるという。

抽出後のカフェポッド滴が垂れないので、簡単に捨てられる

 ティファールでは、ダイレクトサーブ発売に伴い、京都の老舗コーヒーブランド「小川珈琲」を共同でオリジナルカフェポッドを開発した。会場には、小川珈琲のトップバリスタの岡田章宏氏が登場した。

 「今回のオリジナルカフェポッドは“カフェの味”目指して作ったもの。ダイレクトサーブの実機を用いて、何百回という試飲を重ねました。モカとオリジナルの2種類はどちらも、クリアな風味が特徴のアラビカ豆だけをつかっています」と、自らオリジナル製品の魅力を語った。

京都の老舗コーヒーブランド「小川珈琲」と共同でカフェポッドを開発したカフェポッドはモカとオリジナルの2種類を用意。いずれもクリアな風味が特徴のアラビカ豆だけを使用しているというトップバリスタの岡田章宏氏

 本体サイズは181×274×254mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約1.6kg。消費電力は1,430W。本体カラーはブラックとレッド。

コーヒーメーカー アプレシア CM111170

 なお、ドリップタイプの「コーヒーメーカー アプレシア CM111170」も同時発売する。希望小売価格は6,300円。

 コーヒー約5杯分(600ml)が抽出できるドリップタイプのコーヒーメーカー。コーヒーの味と香りを引き出す約90℃のお湯で抽出するほか、お湯をシャワー状にすることでムラが少ないコーヒーを淹れられるという。

 使い勝手の面では、ペーパーフィルターを使わずに抽出できるペーパーレスフィルターを採用するほか、水タンクとフィルターバスケットは取り外して水洗いできる構造とした。

 本体サイズは220×175×265mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は1,280g。消費電力は600W。本体カラーはカフェオレ、シュガーピンク、ソリッドブラック、ソリッドレッドの4色を用意する。

給水口フィルターバスケット紙を使わないペーパレスフィルターを採用する
左からソリッドレッド、ソリッドブラックシュガーピンクカフェオレ




(阿部 夏子)

2012年2月9日 16:15