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GfK、生活家電の2011年メーカー別シェアランキングを発表

〜パナソニックが10部門で首位。洗濯機は日立が初のトップ

 GfK Japan(ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン)は、日本国内の家電量販店市場における、家電・パソコンなどの1年間の販売数シェアを、メーカー別にランク化した「GfK Japan Certified」を発表。生活家電部門では、全22カテゴリー中10部門でパナソニックが1位となった。

 調査は、GfKが収集した全国有力家電量販店の販売実績データベース「ACSISS-E」に基づいたもの。2011年1月〜12月において、商品カテゴリー毎に販売数量で上位3位となったメーカーを、シェアの割合とともに紹介している。

 生活家電分野では、全22カテゴリーが調査対象となった。対象となったのは、キッチンまわりでは冷蔵庫、オーブンレンジ、炊飯器、電気ケトル、コーヒーメーカー、電気プレート、ジューサー、浄水器、ミキサー、クッキングヒーター、食器洗い機の11カテゴリー。それ以外では、洗濯機、掃除機、アイロン、男性用シェーバー、体組成計、電動歯ブラシ、ドライヤー、空気清浄機、温水洗浄便座、シーリングライト(LEDシーリングライト含む)、エアコンの11カテゴリー。

【調理家電・キッチン家電】
製品ジャンル 1位 2位 3位
メーカー名 割合 メーカー名 割合 メーカー名 割合
冷蔵庫 パナソニック 19.3% シャープ 16.5% 日立 14.8%
オーブンレンジ シャープ 29.6% パナソニック 24.5% 日立 24.3%
炊飯器 象印マホービン 22.1% タイガー魔法瓶 16.9% パナソニック 15.4%
電気ケトル グループセブ ジャパン
(ティファール)
46.7% タイガー魔法瓶 14.5% 象印マホービン 10.3%
コーヒーメーカー 象印マホービン 28.2% ネスレ日本 18.3% タイガー魔法瓶 14.3%
電気プレート 象印マホービン 27.3% 山善 23.0% タイガー魔法瓶 17.9%
ジューサー テスコム電機 35.5% パナソニック 20.6% 象印マホービン 18.1%
浄水器 東レ 32.6% 三菱レイヨン 27.7% パナソニック 24.4%
ミキサー テスコム電機 39.3% 象印マホービン 9.5% パナソニック 9.2%
IHクッキングヒーター パナソニック 40.2% 三菱電機 26.8% 東芝 23.9%
食器洗い機 パナソニック 71.5% 東芝 20.6% 象印マホービン 7.9%

【その他生活家電】
製品ジャンル 1位 2位 3位
メーカー名 割合 メーカー名 割合 メーカー名 割合
洗濯機 日立 23.7% 東芝 23.3% パナソニック 18.9%
掃除機 パナソニック 18.9% 日立 16.6% 東芝 14.7%
アイロン 東芝 32.4% パナソニック 32.3% 三洋 13.0%
男性用シェーバー パナソニック 42.0% GILLETTE
(ブラウン)
24.1% 日立 9.9%
体組成計 タニタ 38.7% オムロン 32.3% パナソニック 14.5%
電動歯ブラシ パナソニック 57.8% GILLETTE
(ブラウン)
9.4% フィリップス 8.4%
ドライヤー パナソニック 39.0% テスコム電機 24.9% 小泉 19.6%
空気清浄機 シャープ 46.8% パナソニック 23.5% ダイキン工業 16.1%
温水洗浄便座 パナソニック 47.9% TOTO 27.0% 東芝 14.6%
シーリングライト
(LEDシーリング含む)
パナソニック 33.0% NEC 27.0% 東芝 14.6%
エアコン パナソニック 24.0% 富士通ゼネラル 15.2% ダイキン工業 14.0%

 メーカー別では、パナソニックが10カテゴリーで首位を獲得。さらに、4カテゴリーで2位、5カテゴリーで3位に入るなど、ほとんどのランキングに名を連ねた。

 洗濯機では、前年から首位が入れ替わった。2010年は首位が東芝、2位が日立だったが、2011年は日立が初の首位となった(23.7%)。GfKでは、縦型洗濯機において、スタンダードモデルに加えて高級モデルの「ビートウォッシュ」シリーズが支持を集めたとしている。

 洗濯機の2位は、0.4%差で東芝(23.3%)。洗濯容量4.2kgの「AW-42SJ」が最多販売モデルになるなど、縦型の小容量クラスで安定した販売を確保したという。3位は前年と同じくパナソニック(18.9%)。ラインナップの拡充でドラム式が好調となり、GfKではドラム式に限れば、シェアは4割を超えているとしている。

 オーブン電子レンジでも順位に変動があった。首位は前年と同様、スタンダードモデルから高級モデル「ヘルシオ」まで幅広く人気を集めたシャープ(29.6%)だが、2位には前年3位のパナソニック(24.5%)が順位を上げた。スチームオーブンレンジ「ビストロ」シリーズが牽引したという。3位は前年2位から順位を落とした日立(24.3%)だが、GfKによれば過熱水蒸気を搭載したタイプにおいて、モデル別数量ランキングで1〜3位を独占しているとのこと。

 このほかのカテゴリーでは、冷蔵庫ではパナソニックの大容量クラスが、節電機能「エコナビ」の訴求により人気になっているという。またエアコンでは、富士通ゼネラルが4.0kW以上の大型クラスでシェアを拡大した。掃除機では、紙パック式の割合が減少する一方で、サイクロン式が前年比1.5%増、スティックタイプが1.8%増、ロボットタイプが1.5%増となっている。

 GfKではまた、コーヒーメーカーでネスレ日本が、電動歯ブラシでフィリップスなど、海外メーカーの伸長が目立っていることを指摘。「生活家電では海外メーカーによる新機軸の訴求が市場の活性化につながっている例がいくつか見られる」として、今後の展開に注目している。






(正藤 慶一)

2012年1月24日 12:34