東芝、ルーヴル美術館でLED照明の点灯記念式典を開催

~フランス文化への寄与に対し「グランド・メセナ褒章」を受章
LED照明器具によるライトアップ

 東芝は6日(現地時間)、フランス ルーヴル美術館と共同で、美術館に提供したLED照明の点灯記念式典を開催した。

 式典には、東芝代表取締役社長佐々木則夫氏と、ルーヴル美術館館長アンリ・ロワレット氏など約450名が列席。午後6時45分に、ナポレオン広場(コルベール)、ピラミッド、ピラミディオンのライトアップ照明を点灯した。

 今回、東芝はLED照明器具を提供し、改修工事費用の支援を行なった。既存のキセノンランプなどによる照明器具4,500台(392kWh)を、東芝製LED照明器具3,200台(105kWh)に交換することで、消費電力を約73%削減した。

 今後、2012年4月の完成を目標にナポレオン広場の改修工事を進め、クール・カレ(方形の中庭)の照明についても、2013年の完成を目指す。全体で3,200台のLED照明器具を設置する。

ルーヴル美術館照明改修プロジェクト 特設サイト

 東芝では、ルーヴル美術館照明改修プロジェクト専用サイトを開設しており、点灯記念式典の様子や点灯に至るまでのエピソードなどを紹介している。

 また、今回のルーヴル美術館へのLED照明の提供と支援が評価され、フランス政府から「グランド・メセナ褒章」が佐々木社長宛に授与される。これは、フランスの文化の発展に寄与した人物や企業に対して贈られるもので、2007年に創設された。日本人としては、日本テレビの氏家斉一郎氏に続く、2人目の受章となる。






(伊達 浩二)

2011年12月7日 15:13