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NTT、“日本初”太陽光の発電状況をWEB上で見守るサービス「エコめがね」

〜CO2排出権の価値化・還元、異常や故障の早期発見にも
「エコめがね」のイメージ写真。太陽光発電システムの発電状況が、パソコンや携帯電話で確認できる

 NTTスマイルエナジーは、自宅の太陽光発電システムの発電状況をWEB上で“見える化”するサービス「エコめがね」を、11月1日に開始したと発表した。料金は、専用のセンサーをレンタルする場合は月額980円、買い取る場合は初期費が31,500円、月額料金が390円。

 自宅に太陽光発電システムを導入している家庭向けのサービス。分電盤に専用のセンサーを取り付けることで、太陽光による発電、家庭の消費電力データを取得し、手持ちのパソコンやスマートフォン、携帯電話などから、発電量や消費電力量が“見える化”できる点が特徴となる。センサーが計測したデータは、ユーザー宅の無線LANとインターネットを通じて、エコめがねのサーバーに蓄積される。太陽光発電システムのメーカーは不問。

エコめがねのシステム図。分電版に設置したセンサーがクラウド上のサーバーに送信。パソコンや携帯電話などで発電量や消費電力量がかくにんできる
主なサービスは3つ。家庭の消費電力量と太陽光発電システムの発電量をグラフ化する「エコグラフ」

 具体的なサービス内容としては、家庭の消費電力量と太陽光発電システムの発電量をグラフ化し、節電や創エネを支援する「エコグラフ」がある。エコグラフでは、他のユーザーと電気使用量を比較したり、利用状況に踏まえた売電/買電の月額予測、CSVでのデータ出力などができる。電力会社ごとによる各種電気契約プランの違いにも対応しているという。

 また、太陽光発電で創った電力を使用することで発生した「排出権(国内クレジット)」をカウントし、環境保全活動への参加や、LED電球などエコ商品との交換などができるサービス「エコフラワー」も用意される。なお、現在ほかの国内クレジット制度に加入している場合、エコフラワーは利用できない。

 また、太陽光発電の発電状況を評価し、故障や異常を見守る「太陽光発電状況見守りサポート」も利用できる。評価方法は2通りあり、過去1カ月で最も発電した1時間の電力量とパネルの理想出力の差異を比較する「最大発電量評価」と、地域の日射量データやパネルの種類・容量、設置角度や方角から期待できる発電量を推定し、実測値と比較する「累計発電量評価」が用意される。

太陽光発電により蓄積される「排出権」をカウントする「エコフラワー」 太陽光発電システムの発電状況を評価し、故障や異常を見張る「太陽光発電状況見守りサポート」
分電盤に設置するセンサー。センサー自体はオムロン製

 同社によれば、分電盤にセンサーが設置できるスペースがあり、かつセンサーが取得したデータを転送するための無線LANとインターネット接続環境があれば、サービスは利用できるとしている。自宅に無線LANがない場合は、バッファローの「無線LAN&訪問設定サポートサービス」が有償で利用できる。

 申し込みは、エコめがねのホームページで受け付ける。12月1日より順次工事を実施し、サービスを提供していく。なお、12月末までに申し込んだ場合、先着2,500名に限り、レンタル料金が加入から2年間は480円となる。

 NTTスマイルエナジーは、エネルギーの見える化サービスの提供を目的とした、NTT西日本とオムロンによる合弁会社で、6月に設立された。NTTスマイルエナジーでは、今後はAPIを公開することで他事業者との提携を推進しながら、2014年末までに10万件のユーザー獲得を目指すとしている。また、今冬は節電ニーズに応えるために、太陽光発電システムを設置していない家庭向けにもサービスを拡張するという。






(正藤 慶一)

2011年11月2日 00:00