東芝、Agパワーイオンヘッド搭載のサイクロンクリーナー「トルネオ」
TORNEO(トルネオ) VC-CG511X グランレッド |
東芝ホームアプライアンスは、床面のゴミが取りやすい機構を採用したサイクロン式掃除機「TORNEO(トルネオ) VC-CG511X」を、9月16日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は8万円前後。
東芝のサイクロン式掃除機の最高級モデル。トルネオはゴミを高速で分離し、吸引力の持続とゴミの捨てやすさを狙った集塵機構「デュアルトルネードシステム」を搭載しており、機構の上部では高速気流でゴミと空気を分離し、下部では低速気流でゴミを圧縮する。これにより、吸引力を99%維持し、またホコリの舞い上がりを抑えた、ワンタッチのゴミ捨てが特徴となっている。
ピンクゴールド | トルネオの特徴「デュアルトルネードシステム」の概要 |
■フローリングも絨毯も、床面のゴミが取りやすくなった「Agパワーイオンヘッド」
今回の製品では、掃除機の吸い込みヘッドに、床面のゴミを取りやすくする「Agパワーイオンヘッド」を備えた。
Agパワーイオンヘッドでは、床ブラシ中央部に搭載したマイナスイオン発生器から、床方向へマイナスイオンが発生。このイオンが、ハウスダストや菌などを包み込むことで、静電気の発生が抑えられ、ゴミが床から引き離しやすくなるという。さらに、ヘッドと床面の接触によって発生する静電気を、ブラシに配合した銀繊維が抑えるという。
Agパワーイオンヘッドの構造 | 床ブラシで1往復した場合の、ゴミの取れ具合の比較。チョークの粉を使用している |
またヘッドと床面の密閉性が高くなったことで、絨毯のゴミも浮き上がりやすくなったという。
ヘッドにはこのほか、床ブラシ上部の浮遊ゴミも吸い込む「床上ダストゲッター」も2カ所設けている。
。見えないゴミの存在を教える「ゴミ残しまセンサー」 |
また、吸い込み口には、ゴミやホコリの有無を検知するセンサー「ゴミ残しまセンサー」を搭載。ゴミを検知すると、延長管の中央部分、および手元スイッチのランプが点灯し、ゴミが無くなると消灯する。目に見えないゴミやホコリも、ランプで確認しながら掃除できるという。
■強モード比で最大60%省エネの「エコモード」なども搭載
節電機能としては、消費電力量を抑える運転モード「エコモード」を搭載。Agパワーイオンヘッドが絨毯やフローリングといった床面の状態を検知し、最適なパワー制御で掃除する。一方でヘッドが浮いた場合、および「ゴミ残しまセンサー」が“ゴミが少ない”と検知した場合、自動で吸引力を抑える仕様になっている。同社では、強モードと比べた場合、最大で60%の節電効果があるとしている。
操作性については、前年モデルと同様、腕に負担がかかりにくい「らくわざグリップ」を採用。延長管の延長線上に対して約100度の位置にグリップを設けることで、手に軽く添える感覚で操作できるという。
運転音は、独自の静音構造「クワイエ構造」を採用することで、“やさしい運転音”という55dBとなった。排気については、「HEPAフィルター」「フ ラボノイドフィルター」「高集塵プリーツフィルター」の3層のフィルターを搭載することで、0.3μm以上の微細塵を約99.99%補塵するという。
エコモードは、強運転比で最大約60%の消費電力削減になるという | フィルターは3重。キレイな排気で掃除が快適になるという |
本体サイズは253×385×253mm(幅×奥行き×高さ)。最大消費電力は1,000W。丸ブラシ、スキマ用ノズル、お手入れブラシなどが付属する。本体カラーはピンクゴールドとグランレッド。
■Agパワーイオンヘッド搭載のサイクロン式下位モデルや紙パック式も
下位モデルとして、VC-CG511Xと同様、Agパワーイオンヘッドやデュアルトルネードシステムやらくわざグリップを採用した「VC-CG311」、「VC-C211」を、9月1日に発売する。VC-CG511Xと比べると、VC-CG311ではクワイエ構造やHEPAフィルター、VC-C211ではクワイエ構造やHEPAフィルターに加えゴミ残しまセンサーなども省かれている。
価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、VC-CG311が6万円前後、VC-C211が5万円前後。本体カラーは、VC-CG311がピンクゴールドとメタリックピンク、VC-C211がレディッシュゴールド。
VC-CG311 ピンクゴールド | メタリックピンク | VC-CG211 レディッシュゴールド |
紙パック式の新モデル「VC-PG311」も発売される |
(正藤 慶一)
2011年7月28日 17:33