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NITE、古い扇風機による火災事故に注意を呼びかけ

〜事故の約半数は経年劣化が原因

 独立行政法人 NITE・製品安全センターは、古くなった扇風機による火災事故が多いことから、10年以上経過した扇風機について注意して使用することを呼びかけている。

 NITEによれば、2005年から2009年までの5年間に扇風機による事故が157件報告されている。そのうち、47%にあたる74件の事故原因が、長期間使用したことによる劣化(経年変化)によるものだった。経年変化による事故は、製造から10年以上経過すると発生し、30年以上経過すると増える傾向がある。中には製品製造から40年以上経過している例もあった。

一番多い事故原因は経年変化で47%もある 事故原因と経過年数の関係。40年以上前の扇風機が使われていた例も7件ある
古い扇風機の事故防止を呼びかけるポスター。PDF版がNITEのサイトに用意されている

 経年変化は、扇風機のコンデンサーやモーターの劣化によるもので、異音や異臭、異常な回転や動作停止などの症状が表われる。発熱や発火を伴う場合もあり、使用者が死亡した例や、家屋が全焼した例もある。

 NITEでは、「25年以上使用している扇風機は、就寝中や人のいない場所では使用しない」よう呼びかけている。また、ファンが回らなかったり、異常な音がするなどの症状がある場合は、すぐに使用を中止するよう求めている。

 扇風機による事故は例年7月と8月に集中している。さらに今年は節電のため、古い扇風機を持ち出して使用する可能性が高いことから、この時期の呼びかけとなった。






(伊達 浩二)

2011年5月27日 00:00