東レの電動歯ブラシ用充電器で発熱・変形、約8万台を無償交換へ

 東レインターナショナルと朝日医理科は、両社が製造・販売した電動歯ブラシ「ウルティマフレッシュ」の充電器で、部品の発熱、変形が発生したと発表。ユーザーに使用中止を呼びかけるとともに、対象の充電器を回収、無償で交換する。

 交換の対象となるのは、朝日医理科が2004年から2006年に製造し、東レアイリーブ(現在の東レインターナショナル)が2004年から2009年まで販売した超音波式歯ブラシ「ウルティマフレッシュ UT-270」および「ウルティマフレッシュEX UT-271」に付属する充電器。これまでに4件の発熱・変形が発生しており、原因としては充電器内部に水が入り、電子回路がショートしたことが推定されるという。現時点で事故に至ったケースはないものの、万が一の事故を防ぐため、充電器を回収、無償で交換するとしている。対象台数は79,530台。

 両社では対象製品のユーザーに対し、直ちに充電器の電源プラグをコンセプトから抜いて使用を中止し、ホームページで公開されているウルティマのコールセンターへ電話連絡を呼びかけている。

 なお、上記2機種以外の「ウルティマ」については、不具合がないことを確認しているという。

回収の対象となる「ウルティマフレッシュ UT-270」
同じく回収となる「ウルティマフレッシュEX UT-271」
対象機種の識別方法。歯ブラシ底部の品番が「UT-270」または「UT-271」で、かつ充電器裏面の表示が「UT-270」となっているものが対象



(正藤 慶一)

2011年3月1日 19:04