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屋根に設置したソーラーパネルからの落雪に注意――国民生活センター

太陽エネルギー利用パネルの設置イメージ

 国民生活センターは、屋根に設置された太陽エネルギー利用パネルから雪が滑り落ち、隣家の壁や車の屋根を壊すといった事故が起きていることを発表。消費者に対し、注意を呼びかけている。

 同センターでは2001年より、太陽光発電システムなどのソーラーパネル(太陽電池モジュール)の上に積もった雪が滑り落ち、車の屋根やボンネット、駐車場の屋根、隣家の外壁を壊すといった事故の相談を12件受けている。中には、屋根から3メートル以上離れた場所に落ちたケースもあり、東京や埼玉など、普段あまり雪が降らない地域での事故情報も寄せられているという。

 いずれも人への被害は発生していないが、同センターは重大な事故につながる恐れがあるとして、落雪に関する太陽光発電パネルの問題点を指摘。パネル表面はガラスでできているため、雪が勢いよく落ちる傾向にあるものの、カタログ等には積雪や落雪に関する表記はなく、落雪の衝撃や危険性が設置業者や消費者に十分に周知されていないという。

 同センターでは、太陽光発電パネルの設置に際し、落雪事故を防ぐための何らかの対策が必要であるとし、ユーザーに事業者や自治体、設計者または施工者への相談を呼びかけている。また業界全体に対しては、適切な雪対策の方法が関連事業者に周知されることを望んでいる。





(正藤 慶一)

2011年2月8日 00:00