vikura、パン職人の“手ごね”を再現した自動生地捏ね器を販売

パンニーダー PKC601

 ゼンケンの直販サイト「Vikura(ヴィクラ)」は、日本ニーダーの自動パン捏ね器「パンニーダー PKC601」の発売を開始した。希望小売価格は41,790円。

 パンニーダーは、パン生地を作るための自動捏ね器。パンの生地を作る際には、材料を合わせて、捏ねて、叩くなどいくつもの工程が必要だが、パンニーダーではこれらの工程を全て自動で行なう点が特徴。デジタルタイマーで運転を制御し、「捏ね」「発酵」「ガス抜き」などの工程を全て自動進行する。1度に最大600gのパン生地を作ることができる。

 捏ね工程では、ホームベーカーリーなどでは再現が難しい「手ごね」の動きにこだわった。手ごねとは、手でパン生地を捏ねる際に両手を使って外側から内側にパン生地を練り込むようにする作業のことで、この工程の有無で生地の細やかさや、口どけなど仕上がりに影響が出るという。パンニーダーでは、手ごねを再現するために、ボウルや羽根の形状を工夫。さらに、生地とボウルが触れる面積が極力小さくなるようにボウルの表面に凹凸のある「ダブルエンボス加工」を施した。パン生地のほか、パスタやうどん、そばなどの麺類の生地にも対応する。

 なお、本体には発酵温度をコントロールする機能は付属していない。発酵工程においては、捏ね工程で使用したモーターの余熱を利用するという。

 運転モードでは、10通りのレシピを本体に登録できる「プログラム機能」、工程中に運転を一度停止し、途中で生地の状態を確認できる「ポーズボタン」機能などを備える。

左から操作パネル、使用イメージ、本体とボウル

 なお、ホームベーカーリーではパンの焼き上げまでを1台で行なうが、パンニーダーは生地を捏ねるまでの製品となる。生地の成形・焼き上げはできない。

 本体サイズは370×230×260mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約6kg。消費電力は105W/115W(50Hz/60Hz)。ポットと羽根部分は、本体から取り外して水洗いできる。



(阿部 夏子)

2010年12月17日 16:42