シャープ、大容量601Lのプラズマクラスター冷蔵庫

 シャープは、庫内容量が大きくなった「プラズマクラスター冷蔵庫 SJ-XF60S/SJ-XF56S」を7月1日より発売する。希望小売価格はオープンプライス。店頭予想価格は庫内容量601Lの「SJ-XF60S」が24万円前後、庫内容量560Lの「SJ-XF56S」が21万円前後。

左から「SJ-XF56S」「SJ-XF60S」、SJ-XF60Sの庫内イメージ

 同社独自のプラズマクラスターを冷蔵室と野菜室に搭載した冷蔵庫。同社では、昨年10月に同様の機能を搭載した冷蔵庫を発売しているが、今回容量の大きなタイプをラインナップに追加した。

 冷蔵室のプラズマクラスターはドアの開閉の度に放出される。約40分間で庫内に浮遊するカビ菌を99%除去するほか、開封後の飲料パックの注ぎ口や食品容器に付着した菌も抑制するという。野菜室のプラズマクラスターは、上段ケース内に搭載する。野菜や果物の表面に付着した菌を約24時間で99.9%除去するほか、野菜の鮮度を劣化させる原因となるエチレンガスを分解する効果があるという。

 省エネ性では、運転効率の高い高性能コンプレッサーと、熱交換率を高める冷気風路、熱ロスを低減する放熱パイプの配置などによる独自の省エネ技術「e-cool(イークール) システム」を搭載する。SJ-FX60Sの年間消費電力量は340kWh。

 使い勝手の面では、ニオイが付きにくく、手入れがしやすいガラス棚を冷蔵室に採用する。またLEDを導光板で面発光させることで、庫内全体を明るく照らす独自の「キラット庫内」構造を搭載する。

 そのほか、チルドルームの容量は24Lの大容量とした。チルドルームの幅を368mmのワイド設計とし、大型の食品トレーにも対応するという。

冷蔵庫内ではニオイがつきにくいガラス棚を採用するチルドルームの容量は24L。庫内の幅は368mmとした

 容量601Lの「SJ-XF60S」の本体サイズは、750×728×1,820mm(幅×奥行き×高さ)。各室の定格内容積は冷蔵室が315L、冷凍室は176L、野菜室が110L。ドアタイプはフレンチドアで、ドア数は6。本体カラーはリーフゴールドとシャインシルバーの2色。





(阿部 夏子)

2010年6月17日 16:14